日向坂46、気づいたら夢中になっているハッピーオーラの中毒性について

日向坂46、気づいたら夢中になっているハッピーオーラの中毒性について
7月17日に2ndシングル『ドレミソラシド』をリリースした日向坂46。最近はテレビ出演やメディア露出もどんどん増え、若者に人気の動画アプリTikTokではメンバーのダンス動画が大きな反響を起こすなど、より広い層に彼女たちの存在が知れ渡ってきた。日向坂46を語る上で欠かせない「ハッピーオーラ」は、おひさま(ファンの愛称)にとってはすっかり馴染み深いものだが、日向坂46になって初めて彼女たちに興味を持った人には聞き慣れないワードかもしれない。そこでこの記事では、おひさま予備軍にも浸透させるべく、「そもそもハッピーオーラとは何なのか?」という部分にスポットを当てて改めてその魅力について考えていきたい。

日向坂46はもともと、欅坂46のアンダーグループ「けやき坂46(ひらがなけやき)」として活動をスタートさせた。欅坂46と言えば「シリアスで独特な世界観」で知られているが、これはいわゆる「漢字欅」と呼ばれるメンバーが創り上げたイメージ。ひらがなけやきは最初から「アイドルらしい可愛さ」を前面に出した楽曲やパフォーマンスで人気を集めていた。しかしアンダーグループという位置付けだったため、ファン以外にはなかなか存在が届きにくく、欅坂46のイメージが強固なものになるにつれてその壁はますます高くなっていった。ひらがなけやきのメンバーは複雑な想いや葛藤を抱えながらも、漢字欅の背中を追いかけるより自分たちだけの魅力を確立させる方へと舵を切り、「観る人を幸せにする」ことに重きを置いたライブや活動を重ねていくようになる。その結果として「ハッピーオーラ」というひらがなけやき独自の特色が生まれ、それはグループを独立へ導いた大きなきっかけにもなった。そして日向坂46に改名してからも、ハッピーオーラは彼女たちの代名詞として受け継がれている。

一般的にアイドルは元気を与えてくれる存在で、「観る人を幸せにする」という点だけを見ると、従来のアイドルのスタンスと何が違うのかわかりにくいかもしれない。しかし、アンダーグループならではの悩みを乗り越えた上で、世の中にハッピーを振りまく使命を背負った彼女たちの歩みを知ると、ハッピーオーラの源は「逆境を跳ね返すパワー」であることが浮き彫りになってくる。2018年に発表されたひらがなけやきの楽曲“ハッピーオーラ”には、≪大事なのは前向くこと≫、≪幸せになれるって/思い込まなきゃ 何も始まらない≫という歌詞が含まれているが、これは聴く人の背中を押すエールであると同時に、彼女たち自身の決意そのものでもある。ハッピーオーラはただポジティブなだけというわけではなく、彼女たちの不屈の精神が宿っているからこそ説得力があるのだ。


そんなハッピーオーラにはもう1つ、中毒性とも言える多くの人を夢中にさせる要素がある。それは、ハッピーオーラがもたらす高揚感は誰かと共有したくなる気持ちを起こさせるということ。以前こちらのコラムでも書いたが、この「ハッピーオーラの連鎖」こそが、日向坂46にとって重要なものであり、ファンに「おひさま」という愛称がついた所以でもある。太陽が照らすことで「日向」と呼ばれる場所が明るくなるように、ファンの反応がグループを盛り上げる力になる。そしてこの連鎖の性質が、冒頭にも記したTikTokでの反響の大きさにも繋がっているのではないだろうか。

もちろん日向坂46の魅力はハッピーオーラだけではなく、シングルのカップリングにはまた違った雰囲気の楽曲も収録されている。そして日向坂46になって手に入れた「空色」というグループカラーは、天気や時間帯によって空が変化していくように、どんな色にも染まる可能性を秘めている。ハッピーオーラがこれからさらに広がっていくことで世の中にどんな影響を与えるのかに加え、まだまだ未知数な彼女たちの新しい魅力にも注目していきたい。(渡邉満理奈)
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