「少年性」をキーワードにしたフォトセッションとインタビューから、さまざまなジャンルの第一線で活躍する男たちの核に迫る本特集。吉沢の撮影は『なつぞら』の舞台である北海道・帯広にて行われ、広大な自然の中、少年のような「青さ」が滲む表情が16ページにわたり収められている。
一方インタビューでは、自身の少年時代について語られており、高校時代には、「目立ちたい」という願望を持ちながらも、根が暗い性分のために目立たないように過ごしていたことを明かしている。
中学の時は、いわゆるカースト的に一番イケてるグループでグイグイやってた感じだったんですけど、高校に入ってからはなんだかそこに乗り切れなくなっちゃって。だから今は、普段がそうじゃないぶん芝居の中で思いっ切りはっちゃけたりして、願望が芝居に向かってる感じはある気がします
また、デビュー10周年という節目を迎えるなど、役者としてのキャリアとともに着実に年齢を重ね、「大人」へと移り変わっていくことについて、以下のように心境を話している。
二十歳の時は25歳なんてなりたくないと思ってたと思うし、40歳になっても50歳にはなりたくないって思うんだろうなあという気がする。いつまでも少年でいたいですね(笑)
このほか、18歳の少年・しんのとその大人になった姿である31歳の慎之介の二役を演じた『空の青さを知る人よ』についてもいち早く語られており、自身の少年時代から最新作に至るまで、「少年」を切り口に吉沢亮の魅力をひもとく必読のテキストだ。
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