クイーン、“We Will Rock You”を無断使用したトランプ米大統領に抗議。“We Are The Champions”に続き2回目

クイーン、“We Will Rock You”を無断使用したトランプ米大統領に抗議。“We Are The Champions”に続き2回目

ドナルド・トランプ米大統領が大統領選キャンペーンの動画にてクイーンの“We Will Rock You” を無断使用したとして、クイーン側が著作権侵害を申し立てていることが明らかとなった。

「Buzzfeed News」の記事を報じた「Consequence of Sound」によると、現地時間10月9日にトランプ大統領がツイートした動画に“We Will Rock You”が使用されていたという。


これに受けて、クイーンの代理人は同楽曲の不正使用を認め、楽曲の使用を阻止する手続きを始めたとのこと。後に問題のツイートから動画は削除されたが、それまで動画は100万回以上再生されていたそうだ。

大統領がクイーンの曲を無断使用したのは今回が初めてではなく、2016年には共和党全国大会で“We Are The Champions”を了承なしに使い、この際もバンドは抗議していた。

今月初めには、トランプ大統領が2020年の大統領選で民主党から立候補しているジョー・バイデン元副大統領を攻撃して自身を弁護する内容の動画をTwitterに投稿した際、ニッケルバックの“Photograph”のミュージック・ビデオを無断使用し、バンドが著作権侵害を申し立てていた。

また、2018年に大統領はプリンスの遺産管理団体からプリンスの楽曲を使用しないよう要請され、大統領側が承認していたにも関わらず、10月11日に行われたミネソタ州ミネアポリスの集会で“Purple Rain”を勝手に使用していたとも報じられていた

なお、クイーンはアダム・ランバートと共に2020年1月に「QUEEN + ADAM LAMBERT THE RHAPSODY TOUR」で来日することが決定している。
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