ジ・エナミーのフロントマン、トム・クラークが、2007年発表のデビュー・アルバム『ウィル・リヴ・アンド・ダイ・イン・ジーズ・タウンズ』で現在の世界的不況を予見していたとコメントした。
今週発売のNMEでのインタビューで、トムは現在の世界的不況が今後ますますジ・エナミーの楽曲に影響を及ぼしていくだろうと述べている。
「前からこの不況が来ることを予想していて(デビュー・アルバムを作ったんだけど)、でも当時その予想ができなかった人たちは、俺たちの音楽も理解できなかったんじゃないかな。今、この不況を体験して初めて当時の俺たちが言いたかったことが分かってもらえたんだと思うよ」とのことだ。
しかし、問題は予見できたものの、解決策までは編み出せていないそう。
「俺は政治家じゃないし、解決策まではわからないよ。この不況が必ず来ることだけは分かっていたんだけどね。この前も、(BMW社製の自動車)Miniを製造する工場で、850人のリストラが発表されて、本当にばかげていると思ったよ。だからといって、経済を素早く立て直すことはすごく難しい。国民は、政治家をもっとねぎらうべきだとも思っているよ」
ジ・エナミーは4月22日にニュー・アルバム『ミュージック・フォー・ザ・ピープル』を日本先行リリースすることが決定している。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/ 2009
ジ・エナミー、デビュー・アルバムで世界的不況を予見していた?!
2009.03.31 11:30