ピンク・フロイドのドラマーであるニック・メイスンが、バンドのツアー・メンバーらとともに初期ピンク・フロイド・ナンバーを再現するグループ=ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツとして、初の作品『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』を9月18日(当初の4月22日から延期となりました:3月23日)にリリースする。
ピンク・フロイドのアルバム『神秘(A Saucerful Of Secrets)』をバンド名に冠した同グループは、シド・バレット時代の曲を中心に1967〜1972年の楽曲を演奏しており、中にはピンク・フロイドでは一度もライブ演奏されてこなかったナンバーも収録されているそうだ。
なお、同作品より“Fearless”のライブ映像が公開されている。
ニック・メイスンは、このグループについて以下のように語っている。
実際にプレイし始めたら「ああ、この感触は憶えがある」と感じる瞬間があったんだ。肉体的にというより、興奮を覚えたという意味でね。一部の人にとっては「こんな曲がライブで聞けるとは!まさか君がやるとは!」というところも魅力なんだろうね。
それにシドと彼の作品に対する人々の愛着は絶大なものがあるしね。また、自由に曲をプレイして、実験的なことにトライをしていることへも興味が集まっている。大切なことだと思うよ。
今、目にするものからはそういう要素が事実上欠けているからね。そういうものを受け入れてくれるオーディエンスと関りを持つことができるのがとても嬉しいんだ。
昨年5月にロンドンのラウンドハウス公演の模様が収録された同作品は、2CD+DVD、Blu-ray、2LPの各パッケージでリリースされる。
●リリース情報
ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツ
『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』
9月18日(金)発売予定
2CD+DVD/Blu-ray/2LP(日本盤の発売日は追って発表致します)
<収録曲>
Beginnings/ビギニングス
Interstellar Overdrive/星空のドライブ
Astronomy Domine/天の支配
Lucifer Sam/ルーシファー・サム
Fearless /フィアレス
Obscured by Clouds/雲の影
When You’re In/ホエン・ユーアー・イン
Remember A Day/追想
Arnold Layne/アーノルド・レイン
Vegetable Man/ヴェジタブル・マン
If/もしも
Atom Heart Mother/原子心母
The Nile Song/ナイルの歌
Green Is The Colour/グリーン・イズ・ザ・カラー
Let There Be More Light/光を求めて
Childhood’s End/大人への躍動
Set The Controls For The Heart Of The Sun/太陽讃歌
See Emily Play/シー・エミリー・プレイ
Bike/バイク
One Of These Days/吹けよ風、呼べよ嵐
A Saucerful Of Secrets/神秘
Point Me At The Sky/青空のファンタジア
さらなる詳細はピンク・フロイドの日本公式サイトをご確認下さい。