現地時間5月25日にミネソタ州ミネアポリスで、無抵抗の黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に首を押さえつけられて死亡した事件を受け、ザ・ウィークエンドが有色系の人々の権利を支援する複数団体に寄付をしたことがわかった。また、多くのアーティストがレコード・レーベルに寄付の協力を求めている。
「SPIN」によると、ザ・ウィークエンドは「Black Lives Matter」の運動を率いる団体「Black Lives Matter Global Network」と「Know Your Rights Camp」、「National Bail Out」に約5,500万円を寄付。
さらに、ザ・ウィークエンドはユニバーサル・ミュージック・グループ、ソニー・ミュージック、ワーナー・ミュージック、Spotify、Apple Musicにも、サポートしてほしいと呼びかけた。
また、ジャック・アントノフも「レーベルや出版社、ストリーミング・サービス、音楽業界における他の全関係者が、どれだけサポートしてくれるのだろうか? その情報が見つからない」とツイートし、音楽業界に寄付を促していた。
そして、エリカ・バドゥもアフリカ系のアーティストを支援するよう、Instagramでコメントを発表。音楽業界の協力を求めるメッセージを投稿している。
音楽業界が黒人をサポートしたいなら、レーベルとプラットフォームは契約を改正すること、著作権を分配すること、役員会に多様性をもたらすこと、そして音楽業界が黒人アーティストの上に築いた帝国の分け前を すべての黒人アーティストとその家族にお返しすることから始められる
なお、全米各地に広がった「Black Lives Matter」を支援する運動には、ホールジー、ビリー・アイリッシュ、ビリー・ジョーらも参加している。