デビューALリリース前夜 ―― 弱冠16歳のビリー・アイリッシュ、眩しい言葉で未来への展望を語る秘蔵インタビューを発掘!

デビューALリリース前夜 ―― 弱冠16歳のビリー・アイリッシュ、眩しい言葉で未来への展望を語る秘蔵インタビューを発掘!

あらゆるものから刺激を受けるけど、ほとんどは視覚的。壁の模様を見つけて、独特の手触りのペンキで描かれているとして、私はその感触が好きだったり、好きじゃなかったり。それで「この模様を自分の手で触った感じ、みたいな曲を作りたい」と思ったりする


このインタビューは、2018年の6月に行なわれたもので、当時16歳のビリーは翌年3月にリリースされるデビュー・アルバムの制作期間中である。「Where’s My Mind Tour」と各地フェス(サマソニでの初来日を含む)により、早くもスケジュールはぎっちりで、よくぞあの名盤を完成させてくれたものだと改めて驚愕する。

ところが、インタビューの中のビリーは理知的に語り、自らの置かれる状況を批評し、消化し、ポジティブなアウトプットへと繋げている。周囲の環境は目紛しく動き出し、もはや止めることはできないが、ビリーは踊らされることなく、プレッシャーさえも創造の喜びに変換している。今更、彼女の知性に驚くわけではないけれども、若い感受性と激しい感情を保ち、それを新鮮かつ知的なアートへと落とし込んでみせたあのアルバムの魅力の多くが、このインタビューのビリーの発言からも確かに感じられるのである。

今の世界に最も必要な、多様性の向こうの普遍的な価値を捕まえる結びの部分は、音楽的なまでに美しい。ビリーは時代の知性の先頭を走っているが、それは多くの人に共有されるべきものなのだ。(小池宏和)


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デビューALリリース前夜 ―― 弱冠16歳のビリー・アイリッシュ、眩しい言葉で未来への展望を語る秘蔵インタビューを発掘! - rockin'on 2020年8月号rockin'on 2020年8月号
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