フー・ファイターズが、新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けた英米のライブ会場を救済するために、1995年に発売したTシャツを再販する。その売り上げを寄付する予定であることがわかった。
「Kerrang!」によると、フー・ファイターズは再販を開始したTシャツの画像と、その詳細をバンドの公式Instagramページに投稿した。
そのTシャツ表にはロズウェル(UFOが墜落したとされる場所)のエイリアンがフィーチャーされ、裏には1995年2月23日にカリフォルニア州アーカタのジャンバラヤ・クラブで開催されたライブと、1995年6月3日にロンドンのコングス・カレッジで行われた公演の情報がプリントされている。
アメリカ公演のTシャツの売り上げは、米チャリティ団体「National Independent Venue Association」と彼らが行っているキャンペーン「#saveourstages」に、そしてイギリス公演のTシャツの利益は、同国で行われているライブ会場を救済するキャンペーン「#saveourvenues」に寄付されるとのこと。
この再販されたTシャツは、フー・ファイターズの公式サイト
(https://shop.foofighters.com/)にて購入できる。
なお、5月にデイヴは『The Atalantic』紙に寄稿した記事でライブ音楽の重要性を説き、「俺はこれまで、俺の音楽を、言葉を、人生を、俺のショーに来てくれた人達と分かち合ってきた。そして来てくれた人達は、それぞれの声を俺と分かち合ってくれた。叫び声を上げ、汗をかく観客なしでは、俺の曲は単なる音でしかない。だけど、みんなと一緒なら、音楽の大聖堂の楽器になれる。毎晩毎晩俺たちは、みんなで一緒に音楽の大聖堂を作れる。だからそれを、また絶対にみんなで一緒に作るんだ」と綴っていた。