フーファイ、デイヴ・グロールの母が「ロックスターの母たち」にインタビューした本を出版。デイヴが母とTV出演。

フーファイ、デイヴ・グロールの母が「ロックスターの母たち」にインタビューした本を出版。デイヴが母とTV出演。

フー・ファイターズ、デイヴ・グロールの母であるヴァージニア・グロールが、”From Cradle to Stage”という本を出版した。自分の息子の子供時代を描いたのみならず、マイケル・スタイプから、ファレル・ウィリアムズ、Dr. Dre、ハイム、ビースティ・ボーイズのマイク・D、マルーン5のアダム・レヴィーンなどの母たちに、子供達がロックスターになる前を聞いてまとめたものだ。

その本のCM映像をデイヴが作っていて、デイヴらしい面白さが炸裂。こちら。

本を読み終わった後、怒って母に電話しているのだ。「おむつがパンパンの写真を掲載したり、成績が悪かったことを書いたり、恥ずかしいから止めてくれよ」、と文句を言うのだ。”ロックスター”のイメージが台無しだと。しかし、母は、「どのように音楽に目覚めていったのか書いているだけで、おむつの話はしてないから大丈夫よ」となだめている(笑)。デイヴは、最後には、「パンパンのおむつ」というタイトルのフー・ファイターズのレコードを作ろうかなと、気が変わっているから笑える。

その他にも母と一緒にTV出演していて、公立高校の学校の先生だった母が、いかに自分をサポートしてくれたのかを語っている。

母は仕事柄、子供達をたくさん見て来ているので、学校というシステムに属して成功しなくても、それ以外の場所で成功できる子供はいると分かってくれていたということ。

だから、デイヴが学校を中退して、17歳でヨーロッパにバンドとツアーに行ったりするのもむしろ喜んでくれたというのだ。ロックスターになるとは思っていなかったけど、ミュージシャンやエンターテイナーになるだろうというのは、小さい頃から分かっていたそう。ふざけて人を笑わせたりというのは、小さい頃からいつもしていたそう。今もそのまま!

また面白かったのは、どのお母さんに聞いても、子供達は12歳か13歳頃に、「自分はミュージシャンになるんだ」と宣言したと語っていたこと。

TVインタビューの中では、ロックスターの母として初めて知り合ったカート・コバーンの母についても語っている。カートが亡くなって関係性がどう変わったのかなど。デイヴはカートが亡くなった後実家に帰って来たので、それについてじっくりと話し合ったということ。またそれは誰にとっても最も辛い時期だったとも言っている。デイヴは、「辛いことがあるといつでバージニアの実家に帰って、母にすべてを話していた」と言っていて、本当に良いお母さんなんだなあというのが伝わってくる。デイヴが超良い人なのは、このお母さんのおかげだなのだろう。

デイヴのほうは、自分の子供達に面白いと思って自分の子供の頃の点数の悪い成績表を見せて、大失敗したと言っている(笑)。

フーファイは、5月28日から世界ツアーが開始。8月19, 20日には、サマーソニックで日本にもやって来る!
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