本日10月23日、アリアナ・グランデがニュー・シングル“Positions”をリリース。同時にミュージック・ビデオを公開した。
米・ホワイトハウスの外観から始まる同ビデオは、日中建物内で議員たちがテーブルを囲み会議を行っているシーンや、夜にキッチンで料理をしたり、ベッドでくつろいだりといったシーンに順次切り替わってゆく。
「立ち位置」を意味する“Positions”というタイトルに加え、ビデオのシーンが公私で切り替わる度に映像が「逆さ」になるという演出などからも、このビデオでは「今の時代を生きる女性の在るべき姿」、「“いち女性としての社会的立ち位置”の確立の重要性」、そして「男性と女性の不均衡の逆転」や「アメリカや世界に根強く残る性差別の逆転」等を暗に示していることが推測されるだろう。
さらに、米・大統領選挙まで残り2週間を切った今になってこの楽曲とビデオを彼女が公開したこと、未だ誕生していない女性大統領に彼女が扮したことからも、今回のリリース自体に数多くのメッセージが込められている事が予想できる。
一方、アリアナや女性議員のファッションや、アリアナの実母:ジョアン・グランデが登場するシーンなど、同ビデオには楽しめる要素も詰め込まれている。
なお、アリアナは今月15日に自身のSNSで「今月中にニュー・アルバムをみんなに届けるのが待ち遠しい」とツイートし、大きな話題を呼んでいた。
リリースの詳細は以下の通り。
●リリース情報
アリアナ・グランデ
“Positions”
発売中
『ロッキング・オン』最新号のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。