ロバート・プラントが、「自分の死後なら未発表音源のリリースを許す」と語っていることがわかった。
「Ultimate Classic Rock」によると、ロバートが自身のポッドキャスト番組『Digging Deep, The Robert Plant Podcast』で、コロナ禍でロックダウン中に曲のアーカイブをアイテム別に整理したが、自分が死ぬまで未発表音源をリリースするつもりはないと述べていたという。
また、ロバートが整理したアイテムには、頓挫したプロジェクトをカセットテープに収録した広範囲にわたる音源や、プロのシンガーになることを決意したことで家族と喧嘩になり、その後に母親が送ってきた手紙などもあったとのこと。
その手紙についてロバートは、こう述べている。
「お袋からの手紙を見つけたんだ。『ねえ、勝手なことをしないで戻って来たら? それに、まだストアポート=オン=セバーンで会計の仕事が募集中よ。だから家に帰って、すべてのいざこざをなかったことにしない?』ってね」
ロバートは、その手紙を2~3ヶ月前に見つけるまで読んでいなかったそうで、こうも語っている。
「妙な気分になったよ。だって、当時はすべてを諦めさせるために、『悪いけど、僕はこうするしかない』と、ただ言って説得してたんだと思ってね。それから次の手段として、『あなたがそうしたいなら、自分の好きな人生を生きなさい。ただし、家には戻れない。まっとうに生きるか、そうでないかのどちらかだ』ってね。だから、私は本当に一度しか実家へ帰らなかった……。婚約したときに、未来の元妻を紹介するために戻ったんだ」
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