小沢健二、新シングル&1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』再発盤を12/22に同時リリース

小沢健二、新シングル&1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』再発盤を12/22に同時リリース
小沢健二が、12月22日(水)にニューシングル『飛行する君と僕のために/運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)』と自身の1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』の再発盤を同時発売する。

シングル『飛行する君と僕のために/運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)』は、この同時リリースのために書き下ろし・新録音された最新曲“運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)”をフィーチャーした内容で、バンド編成での録音リリースとしては2019年11月発売のアルバム『So kakkoii 宇宙』以来2年1ヶ月ぶりとなる。同曲は、歌詞が女性の視点から描かれており、幾度もの転調が織り込まれた軽やかな曲調とともに、小沢にとっての新機軸と言える仕上がりになっているとのこと。収録上1曲目の“飛行する君と僕のために”は、小沢がステージでは2016年から演奏している楽曲で、そのスタジオ音源となる。CDパッケージは小沢自身のデザインによる特殊仕様で、守本勝英が撮影した小沢のポートレートをリソグラフで加工されたアートワークが添えられている。

自身の1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』は、現在配信中のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の劇中で森山未來が演じる主人公が同アルバムを愛聴しているという設定で、伊藤沙莉が演じるヒロインのペンネームがアルバムの略称「犬キャラ」、またアルバム収録全8曲のうち7曲が劇中で流れるなど、ストーリーの中でも重要な役割を果たしている。アルバムタイトルは、1997年に『dogs』と改題され、デザイナー・平野敬子が手掛けた新ジャケットで再リリースされたが、ジャケットで使用されている特殊なカラープラスチック板が2000年代に生産中止となったため『dogs』は生産中止となり、配信も行われなかったため、同アルバムは長く「幻の名盤」とされていたという。

今回発売されるのは、オリジナルの『犬は吠えるがキャラバンは進む』の全曲を1/2インチアナログマスターテープから原音に忠実にリマスタリングし、小沢自身が特殊パッケージをデザインした限定盤となる。デザインには1993年の録音時に使用された全曲の手書き歌詞カードが用いられているといい、小沢は「このCDは、録音時に僕がスタジオで聴いていた音に最も近い音です。音を近く感じると思います。デザインは、録音当時の自分の気持ちに迫るように、と思っています」とコメントしている。

なお、この再発盤には“天使たちのシーン”のライブ音源を収録したCDが付属する。内容は1995年5月9日に行われた日本武道館公演のもので、演奏自体は当時VHSとLDで発売された映像作品『VILLAGE "the video”』に収録されたものと同一だが、今回リリースされる音源は48チャンネルのアナログテープで録音されたものを1995年にミックスダウンした、26年前の小沢とバンドメンバーが大編成のストリングスと奏でた未発表の秘蔵音源となる。



小沢健二、新シングル&1stアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』再発盤を12/22に同時リリース

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