ついに1stアルバムをリリース、さらにヒップホップシーン史上最年少となる20歳での武道館公演決定!というわけで、スター街道をひた走っているLANAである。しかし、新曲が多く収録されたアルバムの前半を聴いて驚いた人も多いのではないだろうか。これまでにはなかった、覚悟を決めたような強い言葉の数々。活動を始めた頃に戻ったかのようなダークで生々しい世界観。もちろん、いきいきと躍動感みなぎるLANAも後半に顔を覗かせる。なるほど、このアルバムで、彼女は「すべて」を見せてきたのだ。これこそ、本当の意味での「集大成」ではないだろうか。EP『19』『19.5』と続いてきた中でどんなことを経験して何を考え、どういった想いで『20』というタイトルにまとめ上げたのか。取材が始まると、落ち着いた口調で喋り始めたLANA。淡々としているが、目つきは鋭い。そう、これは「1stアルバム」を作り終えた人の顔つきだ。果たして、彼女に何があったのだろう。ポップスターになるってめちゃくちゃ思ってる。他の人たちと同じことをやるつもりはなくて、つまり新しいポップスターになればいいじゃんって(笑)
インタビュー=つやちゃん 撮影=大野隼男
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年1月号より抜粋)
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