マルシィの新曲“光”は、彼らの新たな王道恋愛ソングとなるに違いない名曲だ。ドラマ『ハイド&シーク 0秒前の彼女』主題歌として大切に書き下ろされたこの曲は、彼らのヒットソング“ラブソング”などの系譜を継ぐ、まっすぐな愛の言葉が綴られたバラードである。一方で、《もしも君か僕かどっちかを選ばないといけない/そんな時が来たなら躊躇わず君選ぶよ》という、これまで以上に重みのある歌詞には驚かされた。極限のドラマの世界観と共鳴した結果でもあるだろうが、「隣にいる君を大切にしたい」という等身大の願いから、「自分を犠牲にしてでも君を守り抜く」という揺るぎない覚悟へと、圧倒的にメッセージの強度が増している。と同時に、来年メジャーデビュー5周年を控えた3人の、音楽家としての責任感やさらなる高みを目指す野心も、今かつてなく研ぎ澄まされている。このタイミングで、これほどまでに力強いラブソングが生まれたのは決して偶然ではない。バンドとしての確かな進化と熱を、このインタビューからも感じ取ってほしい。インタビュー=有本早季 撮影=北岡稔章自分と違う意見が出てきたときに「絶対嫌だ」と思ってたけど、その意見の良さを受け取れるようになった。楽曲を届けるアプローチとして、取れる選択肢が広がっていってる(右京)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年12月号より抜粋)






