ブラー、エセックスで小規模の復活ライブ

6月13日、ブラーがコルチェスター郊外のイースト・アングリカン・レールウェイ・ミュージアムで、親しい間柄にある関係者だけを集めた小規模のライブを行った。約10年ぶりに4人でライブを行うブラーだったが、もともとは資材置き場として使われていたこの会場は、20年前に彼らが初めて人前で演奏した場所でもある。「全員が会場に入りきれるといいんだけどな」とデーモン・アルバーンは長年の付き合いのプロデューサー、スティーヴン・ストリートの顔も見えるオーディエンスに声をかける。オープニング曲は1stシングル“シーズ・ソー・ハイ”。その後、“ガールズ・アンド・ボーイズ”、“トレイシー・ジャックス”といった『パークライフ』(1994年)からの曲が続く。「前回演奏したときとはちょっと感じが違うな」とまだバンドが「シーモア」と呼ばれていた結成当初のことを思い出しながらデーモンは言い、激しいアレンジの“ジュビリー”を始める。「演奏を見に来てくれてありがとう」と言ってから始められたのは“トリム・トラブ”。「もう10年経ったのかどうか分からないけど、10年なんてたいしたことないね!」“コーヒー&TV”に入るとグレアムにボーカルが移り、“テンダー”は2人で歌われた。No.1シングル“カントリー・ハウス”は、以前から話題に上っていた改良バージョンのものではなく、原曲どおりの演奏となった。“パークライフ”ではデーモンがステージ上を跳び回り、俳優のフィル・ダニエルズによるパートもすべて自分でこなした。フィル・ダニエルズは今後のライブでは登場する予定。“アドバート”では間奏部でデーモンがステージからダイブし、オーディエンスの上をクラウド・サーフィンする場面も。続いて“ソング2”では、ゆっくりとしたテンポで始まったドラムがいつもの熱狂的なスピードにまで徐々に上がっていくというアレンジを見せた。また、グレアムは『シンク・タンク』の制作中にバンドからほとんど離脱していたために収録曲“アウト・オブ・タイム”では自分のギターが使われていないが、その演奏に対しても特にわだかまりはないようで、曲に合った素晴らしいギター・プレイを披露した。“シング”と“エセックス・ドッグス”のどちらが聴きたいか手を挙げて応えるように促された場面では、地元エセックスのオーディエンスは当然のように“エセックス・ドッグス”を選ぶ。最後は“フォー・トゥモロウ”と“ザ・ユニヴァーサル”で締めくくられた2時間のライブだった。この日のセットリストは下記の通り。1.She's So High
2.Girls And Boys
3.Tracy Jacks
4.There's No Other Way
5.Jubilee
6.Badhead
7.Beetlebum
8.Trimm Trabb
9.Coffee & TV
10.Tender
11.Country House
12.Charmless Man
13.Colin Zeal
14.Oily Water
15.Chemical World
16.Sunday Sunday
17.Parklife
18.End Of A Century
19.To The End
20.This Is A Low
21.Popscene
22.Advert
23.Song 2
24.Out Of Time
25.Battery In Your Leg
26.Essex Dogs
27.For Tomorrow
28.The Universal(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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