P・エナミー、レコード制作費を集金中

パブリック・エナミーが次回作のレコーディングのための資金を募っている。

彼らは音楽ファンによる資金提供サイトSellaBandと契約を結び、1口25ドル(約2,200円)という金額設定で、レコードを制作し、リリースするための資金2,500万ドル(約2,200万円)を集めようとしている。資金を提供したファンたちにはアルバムのリリース後、見返りとしてシリアル・ナンバー付きのアルバムと、アルバムの収益からの配当金が与えられるという。

パブリック・エナミーのチャックDは、声明の中でSellaBandのビジネス・モデルを称えている。

「SellaBandの金融モデルは、音楽ビジネスの逆方向からの再構成なんだ。まずファンありきで、その後に制作を行うアーティストが来るっていうね。この音楽ビジネスはファンを見つけるという行為の上に成り立っていて、企画に乗ったファンたちを前提にニュー・アルバムを制作するという、バンドにとって全く新しい方法を提供してくれる」

有名アーティストがアムステルダムを拠点とするSellaBandと契約を結ぶのは、パブリック・エナミーが初めて。この契約では、SellaBand側はアルバムの完全な所有権を保有し、ファンたちへどのように配当を行うかを決めることができる。

10月6日からスタートしたこの企画。10月7日現在、すでに13,000ドル(約115万円)あまりの資金が集まっている。SellaBandのオフィシャル・サイトは下記リンクよりご覧ください。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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