10月21日にニュー・アルバム『エンブリオニック』をリリースするフレーミング・リップスが、早くもその次回作としてピンク・フロイドの1973年作品『狂気（The Dark Side Of The Moon）』のカバー・アルバムをリリースすることを明かした。

10月15日にロサンゼルスのリカルド・モンタルバン・シアターで行われた公演では、ライブの前にQ＆Aセッションが開かれた。ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、このセッションでカバー・アルバムの計画が発表され、そのレコーディングがウェイン・コインの甥のデニス・コインによるバンド、スターデス・アンド・ホワイト・ドワーフスとともに行われたことが明らかになった。すでにレコーディングは終了しているという。

アルバムには、元ブラック・フラッグ／ロリンズ・バンドのヘンリー・ロリンズやピーチズがゲスト参加している。フレーミング・リップスの広報担当者によれば、この作品は少なくとも最初のうちはiTunesからだけのリリースになるそうだ。

フレーミング・リップスは『エンブリオニック』のリリースによって所属する＜ワーナー・ブラザーズ＞との契約が終了するが、再契約を行い、今後も同レーベルから作品を発表していくという。