最新アルバム『ベスト・ダム・シング』が100万枚近いセールスを記録中のアヴリル・ラヴィーン。シングル“ガールフレンド”は170万ダウンロードを突破したが、同曲のDr.Lukeリミックス・ヴァージョンでフィーチャーされているラッパーが話題となっている。
フィーチャーされているのは、弱冠17歳のガールズ・ラッパー、リル・ママ(写真右)。6月末のUSウィークリー・シングル・チャート(ビルボードHOT100)で“Lip Gloss”をトップ10入りさせた。ブルックリンやハーレムを転々としながら育った彼女は、2006年に本格的に音楽活動をするためアトランタへ向かい、レコーディングのチャンスをつかんだ。そこでレコーディングされた“Lip Gloss”が、有名ラジオDJや大御所ヒップホップDJのファンクマスター・フレックスなどから高い評価を得て、NYエリアでヒット。2007年1月10日に<Jive>レーベルと契約を結んだ。非凡なラップ・スキルを持つ上に、歌って踊れ、振り付けや作曲もできるというだけに、潜在能力の大きさに期待が集まる新人だ。現在ジェイ・ZやDMX、ビヨンセなどの楽曲を手掛けた売れっ子プロデューサーのスウィズ・ビーツらとデビュー・アルバムのレコーディングに取り組んでいるという。
そんなリル・ママが遊び半分で“ガールフレンド”にラップをつけたものを聴いたアヴリルが、「ヤバイ、超カッコイイ!」とラヴコールを送り、このコラヴォレーションが始まった。なんと、ラップやビートは電話でのやりとりで創り上げた。完成作を聴いたアヴリルはさらに盛り上がり、PVを制作するまでに至ったという。PVのアイデアは2人で考え、アヴリルとともにリル・ママも出演している。
なお、“ガールフレンド―Dr.Lukeリミックス・フィーチャリング・リル・ママ”は海外での好評をうけて、日本でも急遽7月11日から着うた(R)、着うたフル(R)やPC配信でのデジタル配信がスタートされることが決定した。