リチャード・アシュクロフトは8月1日にオーストラリアのクイーンズランドで開催されたスプレンダー・イン・ザ・グラス・フェスに出演した際、1曲歌っただけでパフォーマンスを終わらせてしまった。
新バンド、ユナイテッド・ネイションズ・オブ・サウンドを率いてオーストラリアを初ツアー中のリチャードだが、オープニング曲となる“アー・ユー・レディ?”の演奏の終盤でステージを去ってしまった。
一部のファンはネットで実は自分の出番の観客の入りの悪さにリチャードが腹を立てたに違いないと推測していて、ファスターラウダーによれば、リチャードがステージを去ったのはちょうど一部の観客が「自惚れ野郎」と声を上げて囃し立て始めたタイミングだったとも伝えている。リチャードの出演はちょうどほかのステージのエンパイア・オブ・ザ・サンやピクシーズとかぶる時間帯だった。
ただ、リチャードのマネジメントからリリースされた声明によれば、リチャードのパフォーマンスの中止は飽くまでもリチャードの声の不調によるものだと説明している。「2日で3回ライブをこなし、特に前日の土曜日にはシドニーで2時間にもわたるライブをこなしたあとだったので、リチャードの喉の面倒を看なければならないことは歴然としていました。そのため、日曜日に予定していた取材はすべてキャンセルして備えたつもりでした」と声明は説明している。
「しかし、スプレンダー・イン・ザ・グラス・フェスの日曜夜のステージに出てみて初めてリチャードも、この調子ではライブを歌いきれないと気づいた次第です」
リチャードはその後、医者にも「72時間は喋ることも歌うことも控えるように」と指示されているという。
リチャードはサマーソニックへの出演も控えているがこちらは万全の体調で迎えられるように期待しよう。
スプレンダー・イン・ザ・グラスで曲の終盤でマイクを床に叩きつけてキレ始めるリチャードの動画はこちらから(→http://www.youtube.com/watch?v=Ux412fZL3vg&feature=player_embedded)