レディング・アンド・リーズのオーガナイザーが今年のフェスを振り返る

レディング・アンド・リーズのオーガナイザーが今年のフェスを振り返る - ガンズ・アンド・ローゼズ 1987年作 『アペタイト・フォー・ディストラクション』ガンズ・アンド・ローゼズ 1987年作 『アペタイト・フォー・ディストラクション』

レディング・アンド・リーズ・フェスのオーガナイザーのメルヴィン・ベンは今年のフェスが締め括られたのにあわせて、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが自分たちとプロモーターとの「戦争」と呼んだいざこざについてのコメントを出した。

また、ベンは特に27日のリーズ、28日のレディングで行われたリバティーンズのライブも傑出した出来だったとして語っている。

29日のリーズではアクセルが主催者側を攻撃して「この戦争はまだ終わっちゃいねえぞ」と声を荒げる一幕もあった。27日のレディングでベンは騒音条例を守るためにバンドの機材の電源をすべて切るという措置に出ていた。

しかし、ベンはバンドとの対立を軽く受け流し、こう語った。「実際、ブッキングは絶対にまたやると思うよ。でも、バンドがそれを受けてまた演奏してくれるかどうかはわからないけどね。この調子じゃバンドから今年はクリスマス・カードを送ってもらえないんだろうな。でも、全然個人的な感情はここにはないわけで、ぼくとしては連中は最高のバンドだと思ってるだけだから。大体、ぼくが個人的な感情をこんなところに差し挟むわけないじゃない?」。

ベンはまた、リバティーンズの出番についても、多かれ少なかれ、なんかしらの混乱が起きる可能性があったと認め、実際のバンドのパフォーマンスについて嬉しいなどでは表現しきれないと語った。

「プレスの報道だけ読んでこのフェスに臨んできた人だったら、誰だってリバティーンズが今年のフェスの最大の問題だと思ってたはずだけど、実際にはものすごくプロフェッショナルだったね」とベンは語る。

ベンはさらにこうつけ加えた。「いや、もうまさに素晴らしかったね。マジもんのすごさだったし、その努力をしてきたっていう内容だった。あのまま将来的に彼らがなにかやれるのかどうか、それはぼくにはわからないよ。でも、今回彼らが観せてくれたのは、全員で気合を入れて『すごいショーを観せてやろうぜ』っていうそういうもんだったからね。これからはメンバーがまた別々の道を行くこともあるかもしれないけど、そうなったとしても、今回はこれだけガチンコで仲間となったわけだから、きっとみんなそれぞれに満足して自分のやりたいこともやれるはずだよ」。

ベンはまたアーケイド・ファイアのライブを「素晴らしかった」と評し、ブリンク182のステージも褒め称えた。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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