現在発売中のロッキング・オン12月号では、レディオヘッドのインタビューを掲載! 以下、本インタビューの冒頭部分より。
「いつも“振り返るのはやめたら?”って思う。僕が今もレディオヘッドを続けてるのは、メンバーの誰ひとりとして、一度もそういうふうにはならなかったからだ」
●まず“ウルフ・アット・ザ・ドア”について訊かせてください。この新作の中でとりわけ美しい曲ですよね。私はこれをバースからオックスフォードに行く電車の中で聴いていたのですが、窓の外に流れていく風景と相まって……最高でした。
「ほんとに? あの曲はもう少しで外されるところだったって知ってる? 面白いな、君がバースからの電車で聴いてたとはね。僕はまさにその電車で歌詞を書いたんだよ。ちょっと静かにのんびり過ごしたかったんだよね。ところがその車両に行ったら都会のスカした若い奴らが騒いでた。見るからにとんでもない金持ちさ、バチェラーパーティに行くところだったらしい。一等に彼ら30人と僕ひとり。そいつら、大量のビールとラジカセを持ち込んでて、新郎はエルヴィス・プレスリーのコスプレしてた。そんな中で3時間座ってたんだよ、“エンジョイ”してる彼らと一緒にね。あぁ、もう最悪だった……だからあの歌詞(《ファーストクラスのシティボーイは/僕らが生まれたことを知らない/知ってるのは誰かが来てきれいに掃除してくれるってことだけ》)は、彼らに対する僕なりの復讐なんだよ(笑)」
●ミュージシャンとして完成されていると、曲を作るうえで妨げになる場合もあるでしょうか?
「僕らの場合は当てはまらないな(笑)。悪いね、あまりに素晴らしいミュージシャンなら影響を受けざるをえないだろうけど」
(以下、本誌記事へ続く)
レディオヘッドの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』12月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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