アメリカの中間選挙で大敗を喫した民主党を率いるオバマ大統領について、ジェイ・Zは、オバマの良し悪しを決める前に、アメリカのさまざまな問題の整理をさせるくらいの時間的な猶予が必要だと語っている。
特に最近ではオバマ大統領はその経済政策をめぐって大きな批判にさらされていて、11月2日に行なわれた中間選挙では野党共和党に60議席も奪われ、議会の過半数も譲る結果となった。
08年の大統領選ではオバマを支援し、大統領就任式にも出席したジェイ・Zは、オバマのここまでの業績を本当に評価したいのだったら、オバマが大統領職を引き継いだ時点でのアメリカの状態もきちんと考慮されなければならないとBBCに語っている。
「正しく人を判断するには、その人が受け継いだものも正しく判断の材料に入れなきゃだめだよ」とジェイ・Zは説明する。「これだけの目標を成功させ、かなえるためには、山あり谷ありで当然だ」。
「オバマは最悪の経済環境と最悪の戦争状態という、アメリカの歴史のなかでもかなり悲惨な時代を引き継いでいるんだよ。それを解決させるっていうんだったらさ、そもそも神様じゃないんだってことはみんなもわかってるんだからさ。ただの人間なんだからね。だったら、いいやり方を見出すまでに多少の時間は必要だよ」。
また、ジェイ・Zは11月16日に自伝と自作歌詞の解説をミックスさせたという著作『Decoded』を刊行する。
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