ストロークスのアルバート・ハモンド・ジュニア、『アングルズ』制作の難航と自身の薬物中毒との関係を認める

ストロークスのアルバート・ハモンド・ジュニア、『アングルズ』制作の難航と自身の薬物中毒との関係を認める - 2011年作 『アングルズ』2011年作 『アングルズ』

ザ・ストロークスのギターのアルバート・ハモンド・ジュニアは新作『アングルズ』を制作していた当時、実は薬物中毒のリハビリを受けていたことを打ち明けている。

アルバートは特にどういう薬物だったのかは明らかにしていないが、発言のなかで「ハードコア」なものだったと語っている。また、2009年に表面化したこの問題について、アルバートは卒中(stroke)のようなものだったとスピン誌に語っている。また、ほかのバンド・メンバーも、こういう状態にあったアルバートとどうやって作業を重ねたのかを語っている。

ギターのニック・ヴァレンシはこう語っている。「みんな、なにかが壊れてしまったと感じたんだよ。一部、ドラッグにはまってる人とかもいたし。スタジオでもいきなり寝込んだりとか意識がなくなっちゃったりとか多かったんだよね。『なんだよ、自分のパートをレコーディングするにも起きてられないのかよ、こっちはそのために何時間も待たされることになるんだぜ』っていうさ」。

アルバートはアルバムのレコーディングを開始した当初、「心はそこになかった」と認めていて、リハビリを終えた後の数ヶ月の状態をこう説明している。

「もうその時点ではなにも薬はやってなかったんだけど」とアルバートは語っている。「でも、すごい辛かったよ。やめても遷延(せんえん)性離脱症状(いったん薬物の使用をやめて中毒から抜けた後、長期にわたって続くさまざま失調症)がゆうに2年間は続くんだよね。その間、すごく神経質になってて、物覚えもものすごく悪くなってて。だから、本当に卒中(stroke)で倒れた後のようだったんだよ。別に洒落で言ってるんじゃないからね。もちろんね、ロック・スター的なクレイジーなことって誰だってやりがちなものではあるんだけど、自分が憧れてたアーティストの音楽とイカれた武勇伝の数々とのどちらを取るかと言われたら、やっぱり音楽をとるよ」。

その一方で、ジュリアン・カサブランカスは同じ記事で自身のソロ作品とストロークスとしての作品をこう比較している。

「ぼくがソロのやつ(『フレイゼス・フォー・ザ・ヤング』)でやったことはすべてとてつもなくポジティヴだったと思うんだけど、ストロークスでやってきたことはすべてネガティヴな感じがするわけで、それがどうしてなのかよくわからないんだよね」

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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