次世代ヒップホップの旗手、オッド・フューチャーが自前レーベルを設立

次世代ヒップホップの旗手、オッド・フューチャーが自前レーベルを設立 - 5月10日発売 タイラー・ザ・クリエイター『Goblin』5月10日発売 タイラー・ザ・クリエイター『Goblin』

コーチェラ・フェス出演に続き、レディング・アンド・リーズ・フェスへの出演も予定していて、ジェイ・Zとディデイが争奪戦を繰り広げたとも噂された気鋭のヒップホップ集団、オッド・フューチャー(OFWGKTA)だが、ソニー傘下のREDディストリビューションとの契約を交わし、自らのレーベル、オッド・フューチャー・レコードを設立することが明らかになった。

これまで徹底してインディとして活動し、あらゆる作品を自分たちのウェブサイトで公開してきたオッド・フューチャーだが、今回の契約ではレコーディングに関する活動については完全にグループが主導権を掌握しているそうなので、これまでどおりの硬派でラディカルな活動が期待できそうだ。

オッド・フューチャーの広報は次のような声明を発表している。

「オッド・フューチャー、自身と契約を交わす。ロスアンジェルスのアーティスト集団OFWGKTAは今回もまた業界のしきたりに沿わず、自身のレーベル、オッド・フューチャー・レコードを設立した。タイラー、ホッジー、レフトブレイン、ドーモ、マイク、シドとスタッフの面々はソニー系列のREDディストリビューションと手を組みながら、音楽をベースにして自身らの世界観に貫かれた内容の作品をリリースしていくことになった」

さらにユニットのマネージャーのクリス・クランシーはこう語っている。「グループは音楽、アート、リリースなどについて100パーセントのコントロールを掌握することになったし、第3者がその先のビジネス面で首を突っ込んでくることもないんだよ。このグループの本質とコントロールをきちんと保つことこそが当事者全員にとっていいことになるとREDもソニーもよくわかってるんだよね。ここまでのことをグループは自分たちで築いてきたんだから、そこまでしてもらって当然だよ。だから、契約したからといって、キャッチーなフックを書いているとか、CMタイアップをやるわけじゃないからね。人とは違った、おもろいことやるのが重要なんだからさ」。

なお、中心的メンバーのタイラー・ザ・クリエイターはソロとして単発契約をXLとすでに契約していて、ソロ作『Goblin』を5月10日にリリースする予定だ。

オッド・フューチャーの中心的存在タイラー・ザ・クリエイターの『Goblin』からの“Yonkers”の動画はこちらから→
http://www.youtube.com/user/OFWGKTA#p/u/5/XSbZidsgMfw
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