本日リリースとなったアークティック・モンキーズ待望の新作『サック・イット・アンド・シー』についてバンドは、ファーストからサードまでの流れのバランスをとった内容なのだと語っている。
5月30日にBBCラジオのゼイン・ロウの番組に出演したボーカルのアレックス・ターナーは風景や心象描写を多用したバンドの初期の作品と、そうした世界から離れた前作『ハムバグ』との間のバランスをバンドとして今度の作品で突き止めたと思っていると語っている。
「今度の新しいアルバムは最初の3枚の間におけるバランスになってると思うんだ。タクシー乗り場での風景とか(ファーストの“レッド・ライツ・インディケイツ・ドアーズ・アー・セキュアード”)そういうのはないけどさ、初期の曲で俺が打ち出していた視点はちょっとあるし、あのユーモアはあるんだよ。それと同時に『ハムバグ』みたいな、角の取れた感じもまたあるんだよね」とアレックスは語っている。
また、アレックスは「ファーストのようなアルバムをまたやろうなんて一度も思ったことはない」と語っていて、それは画期的な作品として絶賛された2006年のデビュー・アルバムで見せた極度に観察眼的なスタイルでまた作品を書くのは「もう不可能だから」と説明している。
さらにアレックスは『サック・イット・アンド・シー』用にレコーディングしたトラックは最終的に収録されている12トラックのみだったということも明らかにしている。実際にはスタジオで何曲レコーディングしたのかという問いにアレックスはこう答えている。「レコーディングしたのは収録した分だけだよ。なんか20曲レコーディングしてそこから絞っていくとか、俺たちとしてはそういうことはやりたくなかったんだよね」。