M83、「夢をめぐる大作アルバム」を10月にリリース

M83、「夢をめぐる大作アルバム」を10月にリリース - 2008年作『サタデーズ=ユース』2008年作『サタデーズ=ユース』

2008年の『サタデーズ=ユース』以来となる6枚目のアルバムを制作中のフランスのエレクトロ・ポップ・ユニットM83だが、中核メンバーのアンソニー・ゴンザレスは昨年の時点でこの新作について「とてもとてもとても、壮大な作品なんだ。重厚なオーケストレーションがほどこされてて、実際問題としてこれまでぼくが作ってきた作品のすべてが融合されてる気がするよ」と語っていた。そしてアンソニーはここにきて新作は10月にリリースされること、2枚組となること、そしてやはり壮大なシンセ・サウンドで有名なゾーラ・ジーサスとのコラボレーションも含まれることをスピン誌に語っている。

特にゾーラ・ジーザスとのコラボレーションについてアンソニーは「ものすごくオーケストレーションが重ねてあって、スケールの大きい音になってるんだ。ほとんどデュエットのような感じだね」と語っている。そのほかの参加アーティストとしてアンソニーは元メディシンのブラッド・レイナー、あるいはベックやナイン・インチ・ネイルズとのコラボレーションで知られるベースのジャスティン・メルダル=ジョンセンらを挙げている。

ただ、前作『サタデーズ=ユース』では大きな貢献を果たしたボーカルとキーボードのモーガン・キビーは今回の新作ではあまり前面には出てきていないということで、今回は作詞とバック・コーラスとして参加しているという。この辺の心境の変化についてアンソニーは親友であることには変わりないし、今度のツアーにもモーガンは参加すると説明していて、あくまで今回は前とは違うことをやりたかったのだと説明している。

新作のテーマ性についてはこう語っている。「基本的には夢についての内容なんだよ。ひとつひとつの夢はどれも違っていて、子供の頃、10代の頃、そして大人になってと、それぞれに夢の見方も違うということについての作品なんだ。すごく誇りに思える内容になったと思うよ。長大な作品をやるとなると、どの曲も違ってないとだめだし、それはきちんとこのアルバムでやり遂げたと思うんだ。それにね、全体的にはポップなんだよ。それと同時に大作になってるんだね」。
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