先頃、マルチメディア・プロジェクトとしての性格が一部明らかになったビョークの新作『Biophilia』だがさらに詳報が伝わってきている。
これまでもガーディアン紙は『Biophilia』が通常のアルバムとミュージック・ビデオのカップリングというフォーマットと、iPad用のメインのアプリとアルバム収録曲に対応する10個の個別アプリというフォーマットの2つのフォーマットでリリースされるということ伝えてきているが、このiPadアプリを開発したインタラクティヴ・アーティスト、スコット・スニッブのコメントもさらに伝えられている。
『Biophilia』アプリの個別アプリについてはひとつずつアルバム収録曲と対応していて、アプリを消化することによってアルバムの全貌も見えてくる仕組みになっていて、といったものらしい。たとえば、“Virus”という曲に対応するアプリにはウィルスが細胞を破壊していく様子をアップの画像で観られるプログラムになっているという。
「これはウィルスと細胞のラヴ・ストーリーみたいなものなんだよ。ウィルスは細胞をあまりにも愛していて、それゆえに破壊してしまうんだね」とスニッブは語っている。なお、ユーザーはこのインタラクティヴ・ ゲームを操作してウィルスが細胞を大量に殺していくのを阻止しなければならないのだが、ウィルスを完全に制圧するとゲーム・オーバーとなって曲の演奏も終わってしまうというので、曲を最後まですべて聴くためにうまく負けなければならないのだとか。また、曲のコーラスなどにあわせて、細胞が形を変えたりするとのことだ。
また、ビョークは自らツイッターで「インタラクティヴで『Biophilia』な宇宙」になっていると説明している新しいサイトを立ち上げていて、そこにさまざまな音源や動画などを公開している。そのなかには、『Biophilia』の制作日記的なビョークのコメントを収録した音源や、ビョークがアイスランドのオルガン製作師ビョルグヴィン・トマソンと開発したガムラン的な音のするチェレステ、ガムレステの動画なども含まれている。なお、このサイトを充分に堪能するための推奨ブラウザはサファリかグーグル・クロームだそう。
アルバムのリリース時期についてはまだ不明だが、シングル“Chrystalline”については6月下旬にかけてリリースするとビョークは自身でツイートしている。
ビョークの『Biophilia』サイトはこちらから→
http://bjork.com/