レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスは8月30日にリリースされる新作『アイム・ウィズ・ユー』のタイトルについて、今の自分たちの気分をよくまとめているフレーズなのでこれをタイトルにしたと語っている。
アンソニーによれば、このフレーズを思いついたのは新ギタリストのジョシュ・クリングホッファーで、もともとバンドは収録曲のタイトルのどれかをアルバムのタイトルにしようとしていたのを、プロデューサーのリック・ルービンに説得されて、収録曲とは別のタイトルを考えたという。
MTVニュースにアンソニーはアルバム・タイトルについてこう語っている。「なんかすごいオープンな感じがするし、バンドが今どういう状態にあって、なにをやっていて、このレコードをどうバンドと関連づけられたがっていて、このレコードにどう繋がってほしいのか、よく言い表しているんだよ。オープンだし、言外にネガティヴなことをほのめかすこともないフレーズだからね。すごく聴き手を招き入れるような言葉だし」。
アンソニーはさらにこう続ける。「もともとは収録曲のタイトルをそのままアルバムの名前にしようと考えてたんだけど、リックにそう伝えたら、リックは『そうすると、バンドにあまりアイディアがなかったように思えるだけなんだよ』って言ったんだ」。
その後、アンソニーはタイトルのフレーズを思いついたのは2009年に脱退したジョン・フルシアンテの後任としてバンドに参加したジョシュだったことを明らかにしている。
「ジョシュがミーティングに来て、確かタイトルを決める締切の前日とかだったと思うんだけど、それでジョシュが紙にアイム・ウィズ・ユーって書いて、それを俺たち全員でじっと見入って、全員同時に『これがアルバムのタイトルだ!』って言ったんだよ」
アルバムからのファースト・シングルの“The Adventure Of Raindance Maggie”は6月18日にリリースとなる。
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