1980年代、マイケル・ジャクソンやマドンナのパロディ・ビデオを制作し世界中で話題となったアル・ヤンコビックが、レディー・ガガ“ボーン・ディス・ウェイ”のパロディ“パフォーム・ディス・ウェイ”を制作し、同曲のビデオが無料動画サイト「Gyao！」にて公開されている。

もともとこの曲は、アルの13枚目となるニュー・アルバム『アルの黙示録』に収録予定で制作された。収録のための許諾申請をレディー・ガガのマネージャーに申し立てたが、返答は「NO」。アルバム収録は諦めたが、サイト上で「この曲は僕のニュー・アルバムのファーストシングルとなる予定でしたが、残念ながら許諾がおりませんでした。許可が下りていれば、この曲の収益をHRC（Human Rights Campaign：同性愛者の権利擁護活動を行っている団体）に寄付するつもりでした。しかし残念ながらそれもできなくなってしまったので、この曲を気に入ってくれた人は、ぜひ自分でHRCに寄付してね！」という注釈を入れ、同曲を公開した。

この注釈をガガ本人が見て「こんな話聞いてないわ！」と、マネージャーが彼女に話さずに勝手にNGを出しただけだったということが発覚し、その後、晴れてガガに快諾され、同ニュー・アルバムに収録されたという。

また、アルバム収録にあたり、ビデオ制作も行われた。同ビデオで、彼は生肉ドレス、泡ドレスからヤマアラシのヘッドドレスまで、ガガが世界をにぎわせたドレスを身にまとっている。さらに、過去のパロディ・ビデオ4作品“今夜もイート・イット”（マイケル・ジャクソン“今夜はビート・イット”のパロディ）、“FAT” （マイケル・ジャクソン“ＢＡＤ”のパロディ）、“ライク・ア・サージン”（マドンナ“ライク・ア・ヴァージン”のパロディ）、“スメルズ・ライク・ニルヴァーナ” （ニルヴァーナ“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”のパロディ）も公開中。詳しくはこちらから。（→http://www.sonymusic.co.jp/alyankovic）

なお、ニュー・アルバム『アルの黙示録』の輸入盤は、現在発売中。また、音楽配信サイト「mora」およびiTunesにて配信リリースされている。