自己資金で活動費用をまかなっているジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)だが、ジョンはイギリスの自宅が火事で焼失し、制作中の新作用の曲が1部失われたことを打ち明けている。
火事の報せを聞いたのはイタリアにいた時で妻からの連絡で知ったとジョンはBBCに説明している。
「俺はその時イタリアにいたんだよ。ステージに出る直前に奥さんから電話が入ってさ。『ジョン、お仕事のお邪魔しちゃってごめんなさい。でも、火事で家が焼けちゃったの』って言うんだよ。その家には2年近く行ってないのにさ。そろそろ行って片付けでもするかと思い立ってたところで、炎上しちゃうんだからな」
ジョンはさらにPiLの新作用に書いていた曲を数曲失ってしまったことも明らかにし、これについて「ロットン的世界へようこそ」と皮肉っぽく語った。
ただ、妻のノラ・フォスターが火事で怪我をしなかったことは「これまでの人生でも最高に嬉しい報せだった」と説明し、家が焼け落ちたところで「どうでもいい」と語っている。
さらにPiLの活動や運営について「自分の全人生でやってきたもののなかで一番困難だらけで難しいもんだよ」と心境を述べている。
ジョンは先に1992年の『ザット・ホワット・イズ・ノット』以来となるPiLの新作を制作中であることを明かしているが、8月にはサマーソニックへの出演も予定している。
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