10月17日にリリースされる元オアシスのノエル・ギャラガーのファースト・ソロ『Noel Gallagher’s High Flying Birds』だが、このタイトルのネーミングにあたっては60年代から70年代にかけて活躍したジェファーソン・エアプレインとフリートウッド・マックをネタにしたことをノエルは明らかにしている。
タイトルの直接的なインスピレーションとなったのはジェファーソン・エアプレインで、1974年にリリースされたコンピ盤『アーリー・フライト』に初収録となったトラック“ハイ・フライン・バード”だとノエルは語っていて、さらにタイトルの体裁についてはまだブルース・ロック・バンドだった頃のフリートウッド・マックの最初のバンド名である「ピーター・グリーンズ・フリートウッド・マック」のスタイルを拝借したものだとか。
ノエルは次のようにXFMに説明している。「あの名前(ハイ・フライング・バーズ)は突然、湧き出てきたんだよね。ものすごい閃きだったから、すぐに書きつけておいたんだ。字面がすごいいいなあと思ってさ。でも、特に意味はないんだよな」。
さらにノエルは作品の内容についておおかた好意的な意見をもらっていると語っているが、身内で唯一あまり評価していないのが妻のサラだとのことで、サラはカサビアンの方が好きなのだとか。
「サラが本当に好きじゃないのが1曲あってね、それが最後の曲(“Stop the Clocks”)なんだ。トラックリスティングを見た時、サラは『あの変な曲、入れていないの?』とか言ってたんだよな」
“Stop the Clocks”はもともと2005年のオアシスの『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』に収録されるはずのトラックだったが、その後10年間、ノエルは手を入れ続けてきたといわれる曲だ。
なお、ノエルは8月2日にソロとして初となるライブの詳細について明らかにしていて、10月にアイルランドのダブリン、スコットランドのエディンバラ、そしてロンドンで3回ライブを行うという。
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