先頃、オペラ用の音楽を制作していることが明らかになったヤー・ヤー・ヤーズのカレン・Oは、作品のタイトルが『Stop the Virgens』というものであることを明らかにした。作品について先にカレンは「サイコ・オペラだ」とも説明しているが、10月12日にニューヨークで開催されるザ・クリエイターズ・プロジェクトというイベントの一環としてブルックリンにある音楽会場セイント・アンズ・ウェアハウスで初公開され、22日まで上演されるとか。

また、ヤー・ヤー・ヤーズの面々も参加する予定で、ギターのニック・ジナーは作品中の共同作曲者のひとりでもあって、また、ドラムのブライアン・チェイスは本公演用のライブ・バンドに参加することになっている。カレンは今回の作品についてピッチフォークにこう語っている。

「サイコ・オペラというものについては、こういうものだと明確にわかってるんだけど、わたしの間の抜けた言葉による説明だけは避けておきたいのね。とにかく、すごくオリジナルなライブ体験を今度の作品では生み出せたらいいなと思ってて、カタルシスの伴うサイケデリックな体験というものになるはずなんだ。この作品の語りには相当のエモーションが込められていて、それによって観客と繋がりたいと思うんだけど、でも、スペクタクルとか抽象劇とかそういうものではないのね。もちろん、そのふたつの要素は多分にあるんだけど。だから、逃避的なエンタテイメントのいいところを全部持ってきて、その過程でボディブローがものすごく効いてくるっていうものなのね」

なお、オペラそのものは作家や映画監督として知られるアダム・ラップが監督を務める。


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