ステッペンウルフの名曲“ワイルドで行こう（原題：Born To Be Wild）”をカバーしたアーティストは数多いがその中でも一番人気の高いザ・カルトのバージョンがTOYOTAマークＸジオのＣＭソングに抜擢された。

ザ・カルトとは、パンクに続いて80年代イギリスを揺るがせたゴシック／ポジティブ・パンク・ムーブメントの中心になったのがイアン・アストベリーが率いたバンド。近年では、ボーカリストのイアンが、ザ・ドアーズのジム・モリソン以外のメンバーたちによって結成されたグループ＝ライダーズ・オン・ザ・ストームのボーカルに迎え入れられ話題を呼んだ。

ＣＭソング起用を受け、８月20日から“ワイルドで行こう”の着うたと待ちうた配信がスタート（左のＱＲコードから携帯サイト『絶対！洋楽』へのアクセスが可能）。また、ザ・カルトのベスト盤『ワイルドで行こう〜ザ・カルト・ベスト』（写真／WPCB-20053）が８月27日にリリースされる。

アルバム『エレクトリック』に収録されている“ワイルドに行こう”をフィーチャーしたこのベスト盤は、ザ・カルトとしてのデビュー・シングル“スピリットウォーカー”からベガーズ・バンケット最後の“スター”まで、主にシングルとして発表されたものを中心にまとめられている。そのワイルドでいながらイギリスのグループらしい歌心溢れるサウンドは時代を超えて愛聴されている。未聴の方はこの機会に是非。