7月23日に急死したエイミー・ワインハウスだが、エイミーは亡くなった時点で200万ポンド（約2億4600万円）相当の遺産を遺していたことが明らかになった。

2008年時点でのザ・サンデイ・タイムス紙の長者番付でエイミーの資産総額は推定で1000万ポンド（約12億3千万円）とされていたが、昨日発表されたエイミーが所有していた2つの会社の資産価値を比較するとここ数年で相当目減りしていたことがわかる。

発表によれば、エイミーのチェリー・ウェストフィールド社の資産価値は昨年の11月の時点で約200万ポンドとされていて、2009年における評価額と較べると2万ポンド（約246万円）少なくなっていた。その一方で、エイミーのCWツーリング社は約14万2千ポンド（約1746万6千円）から約8千ポンド（約98万円）へと評価額を落としていた。

ザ・デイリー・スター紙は、ワインハウス家に近い関係者筋の談話として、エイミーが数千ポンド単位の金額を酒や薬物につぎ込んでいたことを紹介している。

「エイミーは何千ポンドものお金を酒やドラッグや取り巻きに使っていたけれども、それでもやっぱり裕福な若い女性であることには変わりなかったんです。アルコール中毒を克服していたなら、きっとなんの心配もない、楽な生活をその後は送れたはずですよ。薬物は克服していたのに、これだけ懸命に仕事をしてきて稼いだお金を使って満喫する機会に恵まれなかったのは本当にかわいそうです」

その一方で、エイミーのセカンド『バック・トゥ・ブラック』は先頃、21世紀に入ってイギリスで最も売れたレコードと認定されている。2006年にもともとリリースされたこのアルバムは7月23日にエイミーが他界してからは17万5千枚ものセールスを記録している。

なお、先週末に『バック・トゥ・ブラック』のプロデューサーとして知られるマーク・ロンソンはフランスの女優でモデルのジョセフィーヌ・ド・ラ・ボームとの結婚式を挙げたが、式でマークはエイミーへの追悼の意を述べたという。


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