アッシュのボーカルのティム・ウィーラーは今後アルバムはレコーディングしないとしていたバンドの方針を撤回し、新作制作に着手するかもしれないとほのめかしている。
アッシュは5枚目のアルバムとなった2007年の『トワイライト・オブ・ジ・イノセンツ』を最後にアルバムはリリースせず、以後はシングルのみのリリースを続けていくと宣言していた。その後、2009年からは『A-Z』プロジェクトに乗り出し、1年の間、2週間ごとにシングル1枚ずつ計26枚をリリースし続けた。
しかし、先頃、BBCに出演したティムはシングルのみを売り続けることがかなり困難であることを明かし、アルバムというフォーマットがもはや死んだと宣言していたのは間違っていたかもしれないと語っている。
「結局、音楽業界にこれだけお金が入ってこなくなった今、やっぱりアルバムが一番いいメディアなのかなと思うに至ったよ。コストが一番かからないフォーマットだからね。アルバムでやるのが一番いいのは、プロモーションとマーケティングをそれほど長くやる必要もないからで、これがシングルだと常にリリースされていることを告知するための活動が必要で、すごく大変なことになってくるんだ」
なお、ティムは交際相手のエミー・ザ・グレイトとのデュオ・プロジェクトとして11月21日にクリスマス・アルバム『This Is Christmas』をリリースする。アルバムからのトラック“Christmas Day (I Wish I Was Surfing)”がすでにふたりのフェイスブック・ページで公開されている。
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http://www.facebook.com/emmyandtim