2月11日にロスアンジェルスのホテルで急死し、先週の土曜日に葬儀と埋葬が行われたホイットニー・ヒューストンだが、アメリカのセレブ・オークション業者として知られるダレン・ジュリアンはホイットニーが映画『ボディガード』で着用していたドレスとイアリングを早くも出品するとビルボード誌が伝えている。
ジュリアンによれば、こうしたアイテムは死後初めて価値が出るとのことで、「これらのアイテムを購入することは投資なのだということがれっきと証明されています」と語っている。「こうしたアイテムは株式のように投資されるべきなのです。適切な時期に買い付けて適切な時期に転売することで価値を増やしていくのです」。
しかし、いくらなんでも時期尚早ではないのかという問いにジュリアンは「これはホイットニーの人生を祝福するものなのです」と説明している。「もしこういうものを誰かを怒らせるのではないかと隠したくなる気分になるのでしたら申し上げますが、こうすることでホイットニーの生きた人生は祝福されるのです。ホイットニーがお亡くなりになったことで、これらのアイテムは歴史的な遺物へと姿を変えたのです。これは歴史の一部になったのです。博物館で所蔵されるべきものになったわけです。ホイットニーはほかの誰も経験したことのない人生とキャリアを生きたのですから」。
さらにジュリアンはホイットニーのアイテムは今後コレクター・アイテムとしての価値を上げていくと語っていて、今後、ホイットニーに会うことも話したこともなかった人たちにとってホイットニーの生身の人生の一部に触れるためのアイテムになっていくと説明している。
出品される黒のロングドレスは1000ドル(約8万円)、ヴェストは400ドル(約3万2千円)、フェイク・パールのイアリングは600ドル(約2万4千円)の値で出品されるが、間違いなく値は吊り上るはずとのことだ。