ポール・ウェラー、ドラッグがクリエイティヴに役立つこともあると語る

ポール・ウェラー、ドラッグがクリエイティヴに役立つこともあると語る - 4月4日リリース『ソニック・キックス』4月4日リリース『ソニック・キックス』

4月4日に新作『ソニック・キックス』をリリースするポール・ウェラーはドラッグがミュージシャンにとってクリエイティヴなきっかけとなる場合もあると語っている。

Q誌とのインタヴューでポールは一部のアーティストには麻薬に溺れることなどせずにいい音楽を作り出した人もいれば、薬物に手を出してその恩恵をこうむった者もまたいると語っている。

「なかにはもうクソダメのような状態になっても満足してる連中もいるけど、レイ・チャールズやビリー・ホリデイのようにとんでもない依存症になっておきながらしっかりやっていけたケースもあるんだよね。だから、ドラッグがクリエイティヴなきっかけになることもまたあるし、そういう具体例を俺は数知れないほど見てきてるよ。けどね、ドラッグがクリエイティヴィティを潰してしまうような具体例もまた俺は見てきてるからね。特に90年代には山のように目撃してきたよ」

ただ、自身についてはいくつか苦い経験があってそのせいで手を出さなくなったと語っている。「その後、エクスタシー(MDMA)を試してみたことはあったけど、ちょっと効き過ぎっていう感じでね。どっちみちビールで激しく酔うとああなるから、わざわざやることもないかっていう。アシッド(LSD)は16の時にやってみてビビったね。怖いものとか、いろいろ見てさ。それからは二度とやらなかったよ」。

また、ポールは先頃アルコールについても語っていて、酒を中心にした享楽的なライフスタイルが自分の寿命を縮めていると判断して酒を断ったことを明らかにしつつ、「きっと俺ってアル中なんだと思うよ。うん。間違いなくそう思えるし。アホとアル中の区別っていうのはほんとに難しいところなんだよね。微妙なところだよ。うん、でも俺はそう思うよ」と説明していた。

なお、ポールの新作『ソニック・キックス』はイギリスのアルバム・チャートで先週末の25日に初登場1位を記録しているが、ポールはすでに次回作の構想を練っていてマイルス・ケインとコラボレーションをする予定だとNMEに語っている。「4月にスケジュールを調整して一緒に曲を書いてみようと思ってるんだ。俺はマイルスが好きなんだよね。しっかりやってきてるやつだと思うよ」。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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