U2のボノはここ1週間の株価の下落で約3億4000万ドルも値を下げているかもしれないと『NME』では計算から推測している。
ボノの投資ファンド、エレヴェーション・パートナーズは2009年にフェイスブックの株式を9千万ドル(約72億円)で購入し、全株式の2.3パーセントを保有しているというが、5月18日の株式上場では25億株が公開され38ドルの値をつけ、エレヴェーションの持ち株は計21.8億ドル(約1744億円)もの値をつけたことになった。
しかし、フェイスブック株はその後急落し、32ドルとなったため、エレヴェーションの持ち分の株式の時価総額も18.4億ドル(約1472億円)に減って、この1週間で3.4億ドル(約272億円)も値を下げたことになる。
なお、公開時にはポール・マッカートニーを凌いでミュージシャンで世界最大の富豪になると伝えられたU2のボノだが、自己資金でフェイスブック株を買っているわけではないから億万長者になれるはずがないとこうした報道を一蹴している。
ボノはケーブル・ニュース局のMSNBCに次のように語っている。
「様々な報道とは裏腹に、俺自身が億万長者になるわけではないし、さらに俺が元ビートルズのメンバーよりも金持ちになるってことじゃないんだよ。それにお金以外のことも含めてね、ビートルズっていうのは不可侵なものであって、ここのところの報道は冗談としか思えないよ」
「エレヴェーションでは(あくまでも)人から預かった資金、基金とか年金とかね、これを投資に回してるんだよ。もちろん、俺たちも、その手数料はもらうんだけどね。でも、俺は二十歳になって、奥さんが請求書をしっかり払えるようになって、それだけで金持ちになったって思ったけどね。本当にバンドをやってるっていうだけで、俺は恵まれてるとずっと思ってきたよ。テクノロジーに興味を持ってるのは自分がアーティストだからで……テクノロジーっていうのはすごいものだから、いろいろ学びたくなるんだよ。珍しいやつだなって思われるかもしれないけど、でも、アーティストで自分の周りのことに興味を持たないやつがいるとしたら、そっちこそ珍しいと俺は思うんだ。俺はいつもそういうものを追いかけてるからね。フェイスブックはすごいチームだし、素晴らしいチームで、人を繋げ合うテクノロジーにもなってるからね」
なお、U2はイギリスのアイドル系グループ、ワン・ダイレクションのヒット曲“What Makes You Beautiful”を手がけたスウェーデンのプロデューサー、カール・フォークと新作制作に取りかかっているとも伝えられている。
(c) NME.COM / IPC Media 2012