ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルがお騒がせ女優のリンジー・ローハンが主演するサーフィン映画『First Point』のサウンドトラックを手がけていることが明らかになっている。
映画はニューヨークをベースに活躍するアーティストのリチャード・フィリップスが手がけているもので、リンジーのほか、サーフィン・ドキュメンタリーで有名なテイラー・スティールも製作と出演で関わっていて、リンジーはセレブリティと化した女性トップ・サーファーを演じているとか。サーフィンというどこまでも「個」なスポーツとセレブとしての衆目を集めてしまうことの軋轢を画面とイメージの対比で描いた内容になっていて、ダイアローグや台詞はなく、全編トーマのサウンドが使われているという。なお、リンジーのサーフィンの映像はリンジー自身と女子プロのキャシア・ミーダーが担当している。
2003年の『フォーチューン・クッキー』の大ヒットで女優としても歌手としてもブレイクしたティーン・アイドル的な人気を誇ったリンジーは00年代末頃からアルコールとドラッグ癖が災いし始め、10年代に入ってからさまざまな出演プロジェクトが頓挫しては収監と逮捕劇を繰り返している。また、昨年末にはアメリカの『プレイボーイ』誌でヌード撮影に応じて大きな話題を呼んだ。
トーマスはダフト・パンクとしては2010年の『トロン・レガシー』、ソロとしては2002年の『アレックス』のサントラなどもこれまで手がけてきている。なお、映画『First Point』は今週末にスイスのバーゼルで開催されるアーツ・アンリミテッドでプレミア公開される。
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