エアロスミス、11年ぶりの新作の発売を11月まで延期に

エアロスミス、11年ぶりの新作の発売を11月まで延期に

8月29日にリリースが予定されていたエアロ・スミスの11年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション』だが、ここにきてスティーヴン・タイラーはクリーヴランドのラジオ局100.7WMMSに出演した際に11月まで延期になったと明らかにしている。延期の理由をスティーヴンは次のように説明した。

「先送りになったのは、それまでの数週間の間にあまりにもたくさんの人たちがリリースをするからで、そういうリリースとかち合いたくないからなんだよ。それでこう話し合ったんだよ、『じゃあ、こうしようっか、俺たちにはいい作品ができてるってわかってて、それは疑いようがないんだから、もう数ヶ月遅らせるか』ってね」

なお、バンドはスティーヴンが審査員を務める人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』の先月の今シーズン放映分最終週にファースト・シングル"レジェンデリー・チャイルド"をリリースしたが、シングルはビルボードでもアイチューンズでも芳しい成績を残せなかったと『ローリング・ストーン』誌が伝えている。

ただ、スティーヴンは11月のリリースまでにさらにシングルを2枚リリースするとも語っていて、そのうちのひとつが先週ミネアポリスで皮切りを迎えたバンドのグローバル・ウォーミング・ツアーで披露した新曲"Oh Yeah"だという。

また、WMMSでのインタヴューではスティーヴンの新作に賭ける自信も揺らいでいない様子で次のように宣言している。「今回やろうとしていたことを俺たちは達成したわけで、それは昔の俺たちがどういう存在だったのか、それを体現するようなものを書きたいってことだったんだよ。これだけ長い間やってればね、もともと自分が駆け出しの頃になっていたものからかけ離れてきちゃったりするわけで、それはそれで悪いことじゃないんだよ。でも、俺たちはさ、俺たちのロックと俺たちなりの多様性みたいなものを愛してやまないんだよ。俺としてはそこがほかのバンドにはなくてエアロスミスにはある秘密だと思ってるんだ。あれこやこれやがちょっとずつあるっていうね」。

なお、エアロスミスはチープ・トリックをサポートに北アメリカ・ツアーを8月まで予定しているが、さらに10月11月まで公演を増やす可能性もあるともほのめかしている。
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