ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマン、今週中に仮釈放審問

ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマン、今週中に仮釈放審問

ジョン・レノンの殺害をはたらいたことで知られるマーク・チャップマンは仮釈放を判断する委員会の審問を今週受けるという。

1980年12月にジョンをニューヨークの自宅のあった建物の前でチャップマンは殺害し、20年以上の禁固刑に処されてきたが、事件から20年経った2000年以来、仮釈放を申請できることになっていて、これまで6回申請して6回とも却下されている。

現在57歳になっているチャップマンは2000年にも申請を行ったがニューヨーク州の仮釈放審問委員会はチャップマンの釈放を「不適切」と判断し、80年の事件におけるチャップマンの生命への配慮の欠如をその判断の主な根拠としたとしている。

チャップマンと審問官との審問はニューヨークにあるウェンデ更生施設で行われ、今週末までに仮釈放についての判断が発表されると当局は明らかにしている。

前回の審問でチャップマンは「ジョン・レノンを殺すことで自分が何者かになれると信じていた」と語ったとBBCは伝えている。

「自分はしっかり考えていませんでした。わたしは利己的な理由から他人の命を奪うという恐ろしい決断をしました。ジョン・レノンを殺すことで自分が何者かになれると信じていたが、その代わりにわたしは殺人者になってしまい、殺人者は何物でもありませんでした」とチャップマンは語ったという。

チャップマンは審問で釈放を却下された場合には2年後にまた申請できることになっていて、2000年以来、その度にジョンの妻だったオノ・ヨーコも当局に対してチャップマンの釈放に反対する書簡を送り続けてきている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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