ポール・マッカートニー率いるウイングスの元ギタリスト、ヘンリー・マッカロクが危篤に

ポール・マッカートニー率いるウイングスの元ギタリスト、ヘンリー・マッカロクが危篤に

ポール・マッカートニーが率いていたウイングスの初期のギタリストとして活躍したヘンリー・マッカロクが危篤に陥っていると伝えられている。

北アイルランドのロンドンデリー出身のヘンリーはギターの名手として知られ、これまでジョージ・ハリスンやジョー・コッカーと活動してきたことでも知られている。

ヘンリーの姉妹のひとり、レイ・モリソンはBBCにヘンリーが11月5日に心臓発作で倒れたことを明かしているが、その後、励ましのメッセージを山のように受け取っていると語っている。

「とても大切な人だから」とレイは語っている。「みんなで本当に心配しています。妹もフロリダから駆けつけると言っているし、グラスゴーから弟も駆けつける予定です」。

ヘンリーは70年代にポールからウイングスへの加入を持ちかけられ、1年半ほどメンバーとしてツアーやレコーディングに参加した。シングル"死ぬのは奴らだ"や"愛しのヘレン"、アルバム『レッド・ローズ・スピードウェイ』などに参加したが、特に"マイ・ラヴ"のギター・ソロが名演として知られている。しかし、ポールとの意見の相違から『バンド・オン・ザ・ラン』制作の直前に脱退した。

また、ヘンリーはジョー・コッカーのバンド・メンバーとしてウッドストックに出演したことでも記憶されている。その後、ヘンリーはジョージ・ハリスンのダーク・ホース・レコードから1975年にソロ『Mind Your Own Business』をリリースし、ヨーロッパを拠点に様々なプロジェクトを通して活動を続けてきた。最新のソロ作品は08年の『Poor Man's Moon』だった。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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