U2のボノ、レナード・コーエンの"ハレルヤ"を世界で最も完璧な曲だと語る

U2のボノ、レナード・コーエンの"ハレルヤ"を世界で最も完璧な曲だと語る

U2のボノは、レナード・コーエンの"ハレルヤ"を世界で最も完璧な曲だと発言している。

発言は音楽評論家で、ローリング・ストーン誌編集部やヴァイヴ誌とスピン誌の編集長も歴任してきたことで知られるアラン・ライトがこの曲について書いた著作『The Holy or the Broken: Leonard Cohen, Jeff Buckley, and the Unlikely Ascent of 'Hallelujah'』からのもの。同書では、ほかにもレジーナ・パーカーの「この曲はほとんど無敵ね」、あるいはフォール・アウト・ボーイのパトリック・スタンプの「この曲はいつもいつも新しくカヴァーされて、その度にいつもまったく新しいんだよ。聴くたびにいつも新しく聴こえるんだ」という発言なども紹介されている。

ハリウッド・リポーター誌への寄稿でライトは次のようにこの本の意図を説明している。

「ぼくはこの曲が辿った、極限まで引き伸ばされた雪だるま現象ともいえる、その前人未到の、"ハレルヤ"が音楽史上最も愛され最も演奏され、しかし最も誤解された楽曲となった、その道程をつぶさにみていきたいと思った」

さらにライトはこう綴っている。

「レナード・コーエンの単純で忘れられないメロディと印象的で含みの多い歌詞は、祈りと官能が幻惑的に融合したものになって、あの普遍的な一語によるコーラスとあいまって、祝祭と嘆きを同時に表現するものとなり、栄誉と悲しみ、そして失意と知恵をいっぺんに体現する多様な象徴となるのである」

最近ではコメディアンのアダム・サンドラーは12月12日にニューヨークで行われたハリケーン・サンディ被害支援ライヴの121212コンサートで、"ハレルヤ"のパロディ・ヴァージョンを披露している。

なお、レナードは近年、あまりにもこの曲がカヴァーされているため、カヴァーの停止を考えてみたらどうかと促されたことを明らかにしている。

1984年の『哀しみのダンス』に収録された"ハレルヤ"はこれまでジョン・ケイル、ジェフ・バックリー、ボノ、ウィリー・ネルソン、ルーファス・ウェインライト、K.D.ラングのほか、『X・ファクター』優勝歌手、アレクサンドラ・バークらがこれまでカヴァーしてきている。

この曲の人気についてレナードはザ・ガーディアン紙に次のように答えたことがある。

「人から、お願いだから"ハレルヤ"のカヴァーをしばらく禁止してもらえないかって促されたことがあってね。どのドラマもどの『アイドル』(オーディション番組)も必ず"ハレルヤ"で終わるのにもう辟易としてるんだって言われてね。それで自分からしばらく静かにさせようかと思ったこともあったんだけど、いや、やっぱり、この曲が歌われているってことは俺には嬉しいことだなってあらためてわかってやめたんだ」
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