ビョーク、『バイオフィリア』アプリをアンドロイド、ウィンドウズ化するための資金を公募

ビョーク、『バイオフィリア』アプリをアンドロイド、ウィンドウズ化するための資金を公募

ビョークは2011年にリリースした『バイオフィリア』と併せてiPhoneやiPad用のアプリ『バイオフィリア』もリリースして話題を呼んだが、今回このアプリを無料版としてプログラムし直すための資金を公募している。

ビョークはアーティストが自身のプロジェクトの立ち上げのためによく使う資金公募サイト、キックスターターで資金を募っているが、『バイオフィリア』アプリが児童への音楽や科学の教育的ツールとして好評だったため、アプリを広く普及させられるソフトとしてプログラミングし直したいと訴えている。

「バイオフィリア教育プログラムは子供たちに科学と音楽について教える新しい方法です。これまで様々な都市、南米、極東、アフリカなどで、世界各地のキッズや教育者の関心を引きつけ、好評を得てきました」

「でも、これまで一番関心を示してきたのは、低所得家庭の出身で、予算が抑えられている学校に通う生徒たちで、こうした生徒たちにこのプログラムを提供するにはこのソフトをアンドロイドとウィンドウズ8に対応できるものとしてプログラミングし直す必要があります。それを実現させるべく活動しているバイオフィリア教育プログラムは完全にボランティアによる非営利活動として運営されているので、こうしてみなさんの支援も必要なのです」

現在の『バイオフィリア』アプリはアップル製品のみで作動する仕様になっていて、これをプログラミングし直すには37万5千ポンド(約5500万円)の費用がかかるという。

また、キックスターターのプロジェクト解説文ではビョークはバイオフィリア教育プログラムを昨年ニューヨーク公演のためにニューヨーク滞在中に立ち上げたと紹介されていて、ニューヨークの学童にバイオフィリア・アプリと触れさせるためのワークショップなどが開設されたという。同じようなワークショップがマンチェスター、オスロ、サンパウロ、ブエノスアイレスでも開催されていて、「このアプリをできるだけたくさんの先生と生徒たちに提供するため、なるべく多くの機器でアプリが使えるようにしたい」と訴えている。

なお、ビョークは2月と3月にパリで4回公演を控えている。会場はセーヌ川に浮かぶセガン島に設置されたサーカス・テントで行うという。

http://www.kickstarter.com/projects/501402653/bjork-biophilia-app-for-android-and-windows-8

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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