プライマル・スクリーム、新作にダイノジ大谷、栗原類らがコメント
2013.05.08 19:30
本日5月8日(水)に10作目となるニュー・アルバム『モア・ライト』をリリースするプライマル・スクリームだが、各界著名人からのコメントが到着し、新作の特設サイトにて公開された。
コメントを寄せたのは、大谷ノブ彦(ダイノジ)、北村信彦(HYSTERIC GLAMOUR)、栗原類、中村弘二(iLL, LAMA)の4名。以下がそのコメントとなる。
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■大谷ノブ彦(ダイノジ)
「ロックバンドとして批評的なアプローチで常にカウンターとして存在していたからこそ到達した、この堂々たるロックバンド風情が今や感動的に映るとは、多感な時期、デビューから彼らを追い続けてた自分として感慨深いものを感じ胸がいっぱいになるのだ。
全編に漂うシューゲイザー、サイケデリック、ブルースへのアプローチも、あくまでプライマル・スクリームのそれになっているところ、偉大なレジェンドたちとの競演、そこに彼らなりのサンプリングという名のオリジナリティーを感じます。
アルバム順も最強。
サイケデリックロックにポジティブなイメージをもってなかった僕ですが、曲順通り聴けば納得。
光が差します。
傑作「スクリーマデリカ」を思い出させる見事な足し算、昨今のEDMサウンドに対する距離感とヴィンテージソウルやニューカントリーに対する彼らなりのアプローチやスタンスでさえも感じる。
なーんて言いながら、まぁこれ踊れるじゃんと。俺にとってプライマル・スクリームとはいくら形態を変化させても最終日にはダンスミュージックとして受け止めている。フィジカルなアプローチに長けているから洋楽聴かない10代にも平気で勧めれる。これいいだろ?めちゃくちゃノレルぜと。
そこに立つこと。
気づいてたら立っていたこと。
その事実を受け入れ、凛と立ち、僕らに大丈夫と歌うボビーに、プライマル・スクリームに拍手を送るとともに、久方ぶり観ていないライブへ思い焦がれるおいら。
というわけでもちろん僕がパーソナリティーを務めるオールナイトニッポンでも特集したいし、DJでもガシガシかけたい所存。オーライ、オーケー?」
■北村信彦(HYSTERIC GLAMOUR)
「すべての音楽スタイルを飲み込みプライマル流に吐き出された音は、まさにサウンドマニアの奴らだから成せる技。
進化とノスタルジアの融合。
裏切りなしの会心の一撃。
最強メンバーで作り上げた今回のアルバムを聞けば、現在のロックシーンにとって奴らの存在がいかに重要なのかが解るはず」
■栗原類
「これは実に素晴らしいです。
今回はロックを基軸にしつつも革新的な要素を取入れて作るという、プライマルらしさを表現しながらも、今回はサイケデリックな一面も垣間見えます。
これはおそらく ”スクリーマデリカ”以上の作品だと思います。
5年ぶり発表の本作を「期待してもいいか?」と訊かれると「当然!」と言う答えがふさわしいでしょう。
プライマル好きな人だけではなくプライマルを好きになる人にもお勧めです」
■中村弘二(iLL, LAMA)
「個人的には00年にリリースした「Xtrmntr」以降、プライマルスクリームの作品を聴いていなかった。
なので、すごく久しぶりな感覚になるかな~と思ったら「何これ凄い!」が最初の印象。若返ったような感じがして一体どうなってるんだろう?!
このバンドが今まで作ってきた物語を知らなくても楽しめる音だと思う。各楽器の音の絡みとか、音質とか拘ってるポイントが伝わってくる。
じゃあ、この作品って一言でいうと。。かなり難しい。
伝統的な技術と新しい技術でロック的なものを、もう一度作り直しているような印象があった。
もう一度確認しながら、ロックを魅せたい!という思いが伝わってくる。
それ以外に何かヒントはないだろうかと紙資料を見ていたら「このアルバムは最先端のロックンロールだ」というボビー先生のお言葉が。そう思う」
“イッツ・オールライト、イッツ・オーケー”のビデオクリップはこちらから。
アルバムの詳細は以下の通り。
プライマル・スクリーム
『モア・ライト』デラックス・エディション
5月8日発売
ディスク:1
1. 2013
2. River Of Pain
3. Culturecide
4. Hit Void
5. Tenement Kid
6. Invisible City
7. Goodbye Johnny
8. Sideman
9. Elimination Blues
10. Turn Each Other Inside Out
11. Walking With The Beast
12. Relativity
13. It’s Alright, It’s OK
14. City Slang (Cover version of Sonic’s Rendezvous Band) (日本盤のみのボーナストラック)
15. I Want You (Cover version of The Troggs) (日本盤のみのボーナストラック)
ディスク:2
1. Nothing Is Real / Nothing Is Unreal
2. Requiem For The Russian Tea Rooms
3. Running Out Of Time
4. Worm Tamer
5. Theme From More Light
6. 2013 (Weatherall Remix)