プッシー・ライオットのマリア・アレキナ、ハンガー・ストライキのために病院へ搬送

プッシー・ライオットのマリア・アレキナ、ハンガー・ストライキのために病院へ搬送

昨年2月にロシアのモスクワで行った反プーチン・パフォーマンスを騒乱罪として問われ、現在投獄中のパンク・ユニット、プッシー・ライオットのマリア(マーシャ)・アレキナはハンガー・ストライキの影響で病院に移送されたことが明らかになっている。

マリアは自身の仮釈放審理への出廷を禁じられたことへの抗議から、先週ハンガー・ストライキに入ったことが伝えられていたが、先月仮釈放を却下されたナデズダ(ナージャ)・トロコニコヴァの夫、ピョートル・ベルジロフはマリアが服役中の刑務所があるペルミ地方のベレズニキ近郊の病院に移されたとAP通信に明らかにしている。ピョートルは5月28日にベレズニキを訪れていた。

マリアの仮釈放請求は先週却下されたが、ベレズニキの法廷はその際、「刑務所当局に対して組織的に抵抗し、自らの罪状を反省することがなかった」ことをその理由として言い渡したとBBCは伝えている。マリアの母ナタリアはスヴォボド・ラジオに今回の法廷の請求棄却について次のように語っている。

「法廷での言い渡しというより腕をねじ上げているという感じでした。明らかに法廷は受刑者の人格などにはまったく関心も示しませんでした。それは判決があらかじめ決まっていたからです」

ポール・マッカートニーはマリアがハンガー・ストライキに入ったと伝えられた時点でロシア政府宛てにマリアとナデズダを支持する旨の書簡を送ったことを明らかにしていて、二人の釈放を要請している。なお、ナデズダも先月仮釈放を棄却されたが、自身の仮釈放審理への出廷は許されていた。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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