プライマル・スクリームのボビー、「ロック・アルバムが社会的な反乱を生み出すことはありえない」と語る

プライマル・スクリームのボビー、「ロック・アルバムが社会的な反乱を生み出すことはありえない」と語る

プライマル・スクリームは、新作『モア・ライト』について新曲群によってリスナーに「当局への疑問を持つように」差し向けたいと語っている。新作はその内容の政治性が高い評価を受けているが、ボビー・ギレスピーは新作の視点を次のように『NME』に語っている。

「俺は意識的な人間なんだよ。いろいろ気がつくことも多いからね、だから、自分が感じたり、目にしたものを俺は書いているんだよ」

「俺はロックンロール・アルバムが大きな社会的な反乱を生み出すとは思ってないよ。そんなことはもうありえないことなんだ。ロックンロールにはかつてあった文化的な勢いはもうないんだよ。それも、もし本当にそんな力があったとしての話だけど。ひょっとしたら、俺の頭の中でそう思えてただけの話かもしれないし」

しかし、今回の新作がリスナーを意識を変えられるようなことがあったら、それを望んでいるとボビーは次のように語っている。

「まだ、そんなにライヴはやっていないけど、アルバムではいろんなテーマを扱ってるからね。“リヴァー・オブ・ペイン”、“テネメント・キッド”、“ウォーキング・ウィズ・ザ・ビースト”などの曲は、俺にはすごく意味のある作品になっていて、みんなもこういう曲に繋がってもらえれば俺も嬉しいんだけど。メッセージがあるとしたら、自分を教育し、当局を疑えというもんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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