アークティック・モンキーズのプロデューサー、バンドの新作『AM』について語る
2013.08.03 12:00
9月4日に新作『AM』をリリースするアークティック・モンキーズだが、新作のプロデューサーを務めたシミアン・モバイル・ディスコのジェイムス・フォードはレコーディングは全部振り出しに戻して作業を行ったと語っている。
ジェイムスはバンドのセカンド以降の制作にずっと関わってきていて、他にもアレックス・ターナーとマイルス・ケインとのプロジェクト、ラスト・シャドウ・パペッツやアレックスが手掛けた映画『サブマリン』のサントラ盤のプロデューサーも務めてきている。今回『AM』では、ロス・オートンと共同プロデューサーを務めていて、レコーディングはロスアンジェルスのセイジ・アンド・サウンド・スタジオで行われたことが明らかになっているが、ジェイムスは新作について『NME』に次のように語っている。
「前作ではひとつの部屋にバンドが集まっているっていう感じの音をやろうとしてたんだよ。だから、ほとんどコンピューターも使っていないっていうものになったわけでね。それで、ほとんどテープでの作業になったんだ。だけど、今度の新作ではいったん全部白紙に戻してみたんだ。バンドとしては前に進んで、これまでとは違ったことをやりたがってたんだよ。それで音を前に進めてこれまでとは違った感触を得るために、キーボードやドラム・マシーンを部分的に使ったり、曲をさらによくしてくれることだったらなんでもありって感じで取り組んだんだよ」
アルバムについてあらかじめなにか方針など決まっていたのかという問いには次のように答えている。
「刺激的なアルバムを作ろうという方針以外には特に何もなかったかな。当然、僕はデモの段階から楽曲を聴かせてもらっていて、"R U Mine?"の辺りからバンドも、リフ主体の、スローでヘヴィな今回のモチーフに行き当たったんだと思うけど。でも、メロディや曲の構成については、ちょっと変なヒップホップであったり、微かにR&B的だったりする要素が入り込んでくるんだよ。そういうのがちょっとあるんだよね。だから、ほんとにね、バンドとしてはどんどん先へ行って、これまでとは違ったことをやって、前に進みたがってたんだよ。そして僕の仕事というのは、そんなバンドを支えて、アイディアを引き出して、バンドが望んでいる形に蒸留させて結晶化させて、それを達成するのを助けることだからね。たとえば、ちょっとブラック・サバス的なものもあるんだけど、もちろん、すべてがアレックスのソングライティングとバンドのパフォーマンスというフィルターで濾されてるものだからね」
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