ジャック・ホワイトと元妻のカレン・エルソンとの間の子供たちの親権をめぐる法廷闘争の過程で、ジャックがザ・ブラック・キーズのダン・オーバックのことをメールで猿真似野郎やクソ野郎呼ばわりしていることが明らかになって話題を呼んでいるが、そのダンもまた妻との離婚訴訟を進めていることが明らかになっている。
ダンは妻のステファニー・ゴニスが1日のうちに2回自殺を試みたことを訴えていて、最初は自身と娘の目の前で自身の足やくるぶしを自傷し、その次には自宅に火をつけようと試みたという。ステファニーはその後、自ら警察に出頭しているが、今回の行状については夫の長年の虐待のせいだとしていて、ボヤ騒ぎは単純に事故だったと供述しているとゴシップ・サイトのTMZが伝えている。
ダンはその後、2008年生まれの娘セイディ・リトル・オーバックの親権を一時的に認められていて、ステファニーは監視下のもとでという条件付きで娘セイディに面会できることになっていて、ダンがステファニーについて安全だと判断できるまでこの条件は続けられると裁判所は裁定している。二人の不仲については今年のグラミー賞授賞式にダンが一人で出席し、結婚指輪も外していたことからほのめかされていた。
なお、バンドの相方のパトリック・カーニーも2009年に泥仕合となった離婚訴訟を経験していて、パトリックの元妻デニス・グロルムスはニュース・サイトのサロンに二人が常に不実をお互いに働いていたこと、また常に喧嘩も絶えなかったことなどを洗いざらい語っている。
その一方で、ジャック・ホワイトの元妻カレン・エルソンがジャックに対して裁判所禁止令を発動した事件をめぐって、ジャックも反訴で応じていることが明らかになっている。ジャックは現在カレンとカレンのもとにある二人の子供の親権をめぐって対立しているが、カレンはジャックが親権にふさわしくないと今回の裁判所令で訴えていて、カレンはジャックの「嫌がらせのせいで子供たちの身の安全について不安を感じるに至った」と主張している。これに対して、ジャックはカレンの最近のメールや言動からみても、ジャックが元妻や子供たちに対して暴力的なところは少しもないことは明らかだと反訴で訴えている。
なお、この裁判所令の資料の一部のメールが流出し、ジャックがダンのことを猿真似野郎と触れ、クソ野郎呼ばわりしていることが明らかになっているが、ジャックからカレンへのこのメールで、カレンが二人の子供をダンの娘と同じ学校に通わせたことについてジャックは不満を述べていて、次のように自身の心境を吐露している。
「俺がダン・オーバックについて憂慮しているのは、子供たちにあのゴミとは何の関わりも持ってほしくないということなんだ。この先12年間、俺は父兄参観日にあのクソバカ野郎と一緒に子供用の椅子に一緒に座ってほかの親連中に一緒に扱われるかもしれないっていうことなんだよ。これでまたあの野郎はぬけぬけと俺を追い回して、俺の猿真似をやっては俺の世界に土足で入り込んでくることになるんだよ」
ちなみにパトリック・カーニーは昨年めでたく再婚し、幸せな夫婦生活を現在では送っているとされている。