2manydjsのステファン・デワーラ、LCDサウンドシステムの解散には腹が立ったと語る

2manydjsのステファン・デワーラ、LCDサウンドシステムの解散には腹が立ったと語る

元LCDサウンドシステムのジェイムス・マーフィーとの共演DJイヴェント「デスパチオ」を12月にロンドンで行うことを明らかにしているソウルワックスのデヴィッドとステファン・デワーラ兄弟だが、ステファンはジェイムスとの長い付き合いを振り返り、2011年にLCDを解散させた時には怒りさえ感じたと打ち明けている。スティーヴンはギグワイズに次のように語っている。

「僕たちとジェイムスの関わりの歴史は、他の大多数の人たちとはちょっと違ってるんだよ。LCDの最も初期のライヴの頃、僕たちは2manydjsとして活動してて、ライヴもいつも一緒にブッキングされてたものだったんだ。その時点で友達だったし、ジェイムスとはその何年も前から一緒にDJしたことがよくあったからね。

LCDのマディソン・スクウェア・ガーデンでの最後のライヴでは僕たちがDJを務めたんだ。元々僕たちはLCDの大ファンだけど、最初からずっとLCDを観てきてバンドの変化の過程をすべて見て知っているというのが僕たちの役得というところだよね。最後のライヴは、あまりにもいい内容になったから僕も腹が立ってきちゃってさ。僕は『もういい加減にしろよ、これってスタート地点にようやく来たってことじゃないか。ここからいろいろやるべきなんだぜ』って言ってやったよ。でも、1ヶ月後にジェイムスに会ってみたら、ものすごく幸せそうでさ。血色もよくなって、生活を満喫している感じで。にこにこしながら、『もうファッキン・ツアーはしなくていいんだぜ!』って言ってたからね。

だから、僕の中には『おまえ死ねよ』と思う気持ちもありながら、『あまりにも幸せそうで羨ましいよ』っていう気持ちもあるんだよ。それがジェイムスに起きた最大の変化だね。ジェイムスとはいつも楽しく付き合えるところが大好きなんだ」

なお、ジェイムスと2manydjsの3人は今年の夏にもマンチェスターで「デスパチオ」としてトリオDJセットを披露しているが、観客からのリアクションはとてつもないものだったと次のようにスティーヴンは振り返っている。

「みんなが踊ってる姿からもういつもと較べての違いがわかったよ。デスパチオの一番いいところは、ちょっとノリを落ち着かせるためにクラシック音楽を混ぜ込んでいくのもありで、そうするとそれに合わせてお客さんもまた踊り始めるんだけど、その間、お客さんの様子を見に行けるんだよ。するといろんな人が『マジ楽しいよ』とか、いろいろ言ってきてくれるんだ。それがほんとにいい感じなんだよ。僕たちがどれだけお客さんと関われるかっていう部分でね。最初のライヴはセットの内容も2番目のものとはまるで違うものになったからね。かけるものも変えたし、やろうとすることも変えたし、感じが摑めてきたからロンドンのライヴもさらに特別なものになると思うよ」
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